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野菜の栽培管理

栽培管理の基本

家庭菜園の栽培管理の基本。栽培管理には間引き・誘引・摘心・わき芽かき・摘葉・摘芽・摘果・摘花・摘蕾など収穫までに行う様々な管理作業が待っています。それぞれのやり方と目的をここで学びましょう。





野菜の栽培管理とは?


栽培管理の基本(やり方)家庭菜園では栽培管理をしっかりと行うことで収穫の効率が上がります。

野菜を育てる上で必要な栽培管理の種類は、「支柱立て」「誘引」「整枝(摘芯・摘葉・摘果・摘花・わき芽かき)」「間引き」など。


育てる野菜の種類によって栽培の管理方法が違っているので、育てる野菜に合わせた栽培方法を行うことが大切です。安全で美味しい野菜を育てるために管理作業を念入りに丁寧に行いましょう。

栽培管理をしっかり行うことで収穫量がぐっと増えます。






支柱立て


支柱立てとは?目的と理由支柱立てを行う野菜は主に果菜類です。果菜類とは実がなる野菜のこと。きゅうりやナス・トウモロコシなどの野菜が果菜類になります。

果菜類は支柱をしてやらないと、果実の重みによって株が根元から折れたり、風によって株が倒伏したり、弦が四方に乱雑に伸びて病害虫の発生を助長する原因になります。

支柱を立てることで苗を真っ直ぐに生育出来るので畝間を歩きやすくなり、管理作業や収穫作業の効率を上げる効果が期待できます。

支柱には仮支柱と本支柱の2つがあり、仮支柱は苗を植え付けた直後に立てる一時的な短い支柱のこと。本支柱は収穫が終わるまで立てておく支柱で太く長い支柱を使います。

合掌式支柱の立て方一般的によく利用される支柱の立て方は「合掌式」というやり方。

合掌式支柱は支柱を斜めに立てて頂部付近を交差させるので強度の高い支柱に仕上がります。

背が高くなる果菜類によく利用される方法で、果実の重量に耐えられるように太めの支柱を使うようにしましょう。


直立式支柱(簡単な支柱)の立て方短期間で収穫期が来る野菜やつる性の野菜(インゲンやエンドウ)などは直立式という簡易な支柱を利用します。

ただし直立式は強度がないので、隣同士の支柱どうしを横桟でつないでおくか斜めに1本支柱を加えると強度がアップします。


ドーム式支柱立て方トマトなど雨や加湿に弱い野菜はドーム型の支柱を使うと良いでしょう。

ドームの上にナイロンカバーをかけるとハウス的な使い方も出来るので寒暖差がある地域などでは重宝します。

長期間栽培する野菜などで利用すると温度管理・湿度管理がしやすいのが特徴。

畝間を広く確保できるサイズを選べば畝間を歩きやすいので栽培管理も楽にできます。

合掌式に向く野菜は「トマト」「キュウリ」「ニガウリ」などで、直立式に向くのは「ナス」「ピーマン」「シシトウ」「エンドウ」、ドーム式は「トマト」「ミニトマト」「キュウリ」などです。





間引き


間引きとは。間引きの仕方間引きとは葉と葉が重なり合い込み合った時に不要な苗を引き抜く作業のことです。

種を筋蒔きや直播した時は、苗が込み合って水分や肥料を奪い合ってしまいます。葉が込み合うことで苗の生育が悪くなったり、日当たりや風通しも悪くなり苗が軟弱化します。

間引きは早めに行うようにしましょう。もちろん間引いた苗は食べることができます。

栽培管理(間引きのタイミング)間引きは葉が重なり合うタイミングで何度か行いましょう。葉菜類の場合は収穫までに2~3回ほど行います。

間引く苗は生育が悪い苗(左右不対象であったり小さいもの)や病害虫の被害にあっている苗を優先的に抜き取るようにします。

生育の悪い苗を残すと収穫量が減ってしまうので、元気の良い苗だけを残すのが間引きのポイントです。





誘引


誘引とは?誘引の仕方誘引とは野菜の茎や葉の部分を支柱にヒモなどを使って固定する作業のことです。

苗を支柱に固定することにより、株の倒伏を防ぐことができて、重みで茎が曲がらずに成長させることが出来ます。


誘引は植え付け後すぐに行いますが、定期的にヒモを括り直して茎や弦が垂れ下がらないように注意しましょう。

支柱に茎や弦を誘引する時はヒモで締め付けすぎて苗を傷めないように注意します。誘引の際に茎を折ることがあるので無理に茎を捻じ曲げないように注意しましょう。

茎は成長と共に太く長く伸びていくので、ヒモを8の字に交差させてゆとりを作っておくのがポイントです。





整枝(摘芯・摘葉・摘果・摘花・わき芽かき)


整枝とは?整枝の仕方整枝とは枝葉を整理することで、枝葉の他にも「摘芯」「摘葉」「摘果」「摘花」「わき芽かき」などがあります。

整枝は、「日当たりと風通しを良くする」「株元の加湿を防ぎ病気の発生を抑制する」「つる性の野菜など果実が付きやすい枝を伸ばす」「新しい枝はの発生を促す」などの目的で行うものです。

摘芯とは?摘心の仕方摘芯とは主茎や側枝の先端を摘み取る作業で、果菜類の栽培時に行います。

主枝を摘み取り側枝の発生を促して、その伸ばした側枝に果実を実らせるようにする作業です。

ナスやピーマン・シシトウなどは、主茎を摘み取って腋芽を伸ばして側枝の数を調整する目的で摘芯を行います。


わき芽取りとは?摘芽の仕方わき芽かきは、果菜類の葉と茎の付け根から出る側枝(わき芽)を摘み取る作業。

トマト栽培では収穫量を増やす上で重要な作業になります。

無駄な側枝を伸ばさないことで日当たりと風通しが良くなり、果実へ養分が十分に行きわたるようにするのが目的です。

摘葉とは?摘葉の仕方摘葉は込み合った葉を摘み取る作業で、摘蕾は花になる蕾(つぼみ)を摘み取る作業、摘果は着果した果実を摘み取る作業です。

果実を小さなうちに摘み取って数を制限することで実を大きくさせたり、葉の数を減らして株疲れを防ぐのがそれぞれの主な目的です。






野菜の栽培管理まとめ


栽培管理のコツとまとめ野菜は栽培管理をしっかりと行うことで後の収穫量が大きく変わります。

放任でも野菜は育ちますが、放任だと実が小さくなったり病気や害虫の被害に遭ったりしてしまいます。

手間暇をかけて育てた野菜の味は格別です。栽培管理は少し面倒かもしれませんが、一つ一つの作業を丁寧にこまめに行うことで成果が大きく変わるのでしっかり管理しましょう。




     


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