ニンジン育て方・ニンジン栽培

ニンジンの育て方!ニンジン栽培管理のコツ

ニンジン栽培で収穫までたどり着くには育て方のコツを知ることが成功への第一歩。初心者にも分かるように植え方から収穫までニンジンの育て方を丁寧にレクチャー。ニンジンの作り方はプランターでも露地でも簡単!家庭菜園で立派なニンジンを育てましょう!


ニンジンをプランターや露地栽培で育てましょう!

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ニンジンの育て方・ニンジン栽培ニンジン栽培
難易度★★★★☆

ニンジンはせり科の野菜で、原産地はアフガニスタンのヒンズークシ山脈とヒマラヤ山脈の合流地点一帯。耐寒性が高く低温には強いのですが、高温下では病害が発生しやすなります。

ニンジンは西洋種と東洋種があり、国内で出回っているものは「金時」を除いてほとんどが西洋種。長さによって三寸ニンジン、四寸ニンジン、五寸ニンジン大長ニンジンなどに分けられます。

ニンジンの作り方はコツさえ分かれば簡単です!春植えと夏植えの2回種まきが出来る定番の根野菜。栽培期間がやや長いので難易度は普通です。

ニンジン栽培のコツニンジンは発芽させれば成功と言われるほど発芽させるのが難しい野菜です。種まきは手間をかけてやりましょう。

ニンジンに含まれる栄養価は、ビタミンA(カロチン)・ビタミンC・カリウム・カルシウム・食物繊維など。ニンジンは葉の部分にも栄養があり間引いた苗も食べられます。

特にビタミンA(カロチン)の大様と言われるぐらいカロチンを多く含む健康野菜の代表格。カロチンには細胞を維持したり皮膚や粘膜を保護する働きがあります。

子どもが苦手な野菜というイメージも強いですが、甘みの強い品種を選んでジュースやジャム・キャロットケーキなどの料理で味を楽しみましょう。

ニンジンは春まきと夏まきがありますが、夏以降から育てるニンジンは春に比べると害虫被害が少なく簡単なので、初心者の方は夏まきが簡単です。

ニンジンの育て方PageMenu
ニンジン栽培カレンダー
ニンジン栽培成功のポイント
ニンジンを種から育てる(種のまき方)
間引きのタイミング
ニンジンの水やりのタイミング
ニンジンの追肥のタイミング
ニンジンの収穫時期
ニンジンの育て方まとめ
ニンジンの害虫対策
ニンジンの病害対策



ニンジン栽培カレンダー


ニンジンは春植え3月植え4月植え5月植え)と夏植え7月植え8月植え9月植え)が可能です。収穫までは種まきから約90から100日。

ニンジンの栽培カレンダー(種まき時期・植え付け時期・収穫時期)


ニンジン栽培成功のポイント!


  • ニンジンが発芽する適温は15~25℃、生育の適温は18~22℃です。
  • 生育適温は20℃で、12℃以下になると根の着色が悪くなります。
  • 2℃以下になると生育が止まり、幼苗の時に10℃以下になると花芽ができ、高温で日が長くなると「とう立ち」してしまいます。
  • プランターで栽培する時は根が小さく育つ「ミニニンジン」がおススメ。
  • 種は直播きし、発芽するまでは用土を乾燥させないように水やりしましょう。
  • 間引いた後に根元に土寄せを行う事で根の緑化を防ぐことが出来ます。
  • 幼苗期の間引きは一度にたくさん行わず、徐々に間引いて少しずつ根を太らせるようにしましょう。



ニンジン栽培に適したプランターサイズ


ニンジン栽培に適したプランターの大きさニンジンを育てるときのプランターサイズですが、幅は標準サイズ(60㎝)でかまいませんが、根を深く張るので20センチ以上の深型タイプで栽培するのが理想的です。

プランター以外でも植木鉢や土嚢袋や用土の袋、米袋などでも人参の栽培が可能です。その際は余裕をもって深さ25㎝以上の袋を利用しましょう。

ニンジン栽培に適した用土の種類は?

ニンジンに適した用土ニンジンは肥沃で有機質に富んだ排水性・保湿性のよいアルカリ性(pH5.5~6.0)の土壌を好みます。

ニンジンの栽培に適した用土ですが、初心者は市販された培養土を利用するのが簡単です。

用土を自分で配合する時は、
赤玉土5:砂2:バーミキュライト3
それに石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり20g混ぜ合わせた物を使いましょう。

ニンジンは地中に小石や土の塊・有機肥料の塊などの固い障害物があると根が二つに分かれる「また根」という状態が起こります。

篩(ふるい)などを利用して土の粒をそろえるようにすると、「また根」になるのを防ぐことが出来ます。

ニンジンの土作り(露地栽培)

人参の土作りと畝作り露地栽培でニンジンを育てる時の土作りですが、種まきの2週間前に苦土石灰を150gを散布して良く耕しておきます。

1週間前にそれぞれ1㎡あたり、堆肥を2kg、化成肥料(15:15:15)100gを施します。

二条植えなら幅60㎝以上、三条植えなら80㎝以上の平畝を作りましょう。高さは10~15㎝ですが、育てる品種に合わせて調整します。


ニンジンの育てやすい品種は?

ニンジンは家庭菜園でも人気の野菜です。育てやすいように品種改良もされていて、種類も豊富。ホームセンターには様々な品種が販売されています。

育てやすい品種は「向陽二号」「ベターリッチ」「夏蒔鮮紅五寸」「陽明五寸」「黒田五寸」でベランダ栽培には「ピッコロ」というミニニンジンがおススメです。

ニンジンには連作障害があるので、同じ畑に植える時は2~3年は間隔を空けましょう。

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ニンジンの種のまき方

ニンジンの種をまく時期と種のまき方は?


ニンジンを種から育てる(種のまき方)ニンジンは苗の移植が出来ないので種を畑に直接まいて育てましょう。

ニンジンは春と夏の2回の栽培が可能ですが、春まきは病害や害虫(キアゲハの幼虫など)の被害に遭いやすいので、初心者が育てやすいのは夏まきから。

ニンジンの種まきのポイントですが、植え付ける前に用土にたっぷりと水やりをしておくこと。

ニンジンの種は小さいため種まき前に水やりをしておくことで種まき後の水の量が少なくすみ、種の流出や露出を防ぐことができます。種まきは雨が降った後が理想です。

ニンジンの種のまき方ですが、棒などを使って深さ約1㎝の蒔き溝を作って1㎝間隔で植え付けていきましょう。葉が大きく広がるため条間は最低でも20㎝以上は確保してやります。

露地栽培でニンジンを栽培する時は条間20~30㎝で2条または3条で筋まきします。

ニンジンの発芽率を上げる(ペレット種子)ニンジンの種は小さく乾燥に弱いので、種がコーティングされている「ペレット種子」が発芽率が高く初心者におすすめ。

ペレット種子は粘土などで被覆して種のことです。

ペレット種子の場合は発芽が揃いやすく点まきが可能。点まきをする場合は、一か所あたり種を3から4粒ほど蒔きましょう。

ペレット種子は裸種子と比べて深めに植える方が良く、適度な水分条件で約1㎝、乾燥気味の時は約1.5㎝覆土してやります。

ニンジンが発芽しないのは?種を植えた後は用土をかぶせるのですが、ニンジンは発芽するのに光が必要なので、種を深くまいてしまうと発芽しないことがあるので注意が必要です。

覆土した後は軽く手で押さえて種を密着させてやりましょう。

用土の表面を軽く抑えることで、水やり時に種が流れ出るのを防ぐことが出来ます。

種をまいた後のニンジンの栽培管理ニンジンの種まきのポイントは植え付ける前に用土にたっぷりと水やりをしておくこと。

ニンジンの種は小さいため種をまいたあとの水やりが強かったり量が多かったりすると種が流れ出てしまうことがあるからです。

種まき前に水やりをしておくと種まき後の水の量が少なくすみます。

ニンジンの種は吸水力が弱いので種まき後から芽が出るまでの間は用土が乾燥しないようにたっぷりと水やりをしましょう。

あまり激しく水やりをすると種が表面に流れ出てしまいますので、ハス口を上向きにしてそっと水やりを行うのがコツです。
ニンジンが発芽しない原因は?十分に水やりを行った後に、新聞紙などを用土の上に被せて種が乾燥するのを防ぐようにします。

発芽した後は新聞紙をすぐに取り除いてやりましょう。


 ニンジンの間引き


ニンジンの間引き方ニンジンの間引きは2~3回行います。幼苗期は成長が遅いので慌てて間引かないこと。葉と葉が触れ合うようになったときが間引きのタイミングです。

1回目の間引きのタイミングは本葉が1~2枚になった頃で、その時の株間は2㎝程度とします。ちなみに間引いた株もサラダや炒めものにして食べることが出来ます。
ニンジンの間引きのタイミング本葉が3~4枚に成長した時に2回目の間引きを行い、株間を3~4㎝間隔にします。

草勢が著しく旺盛なカブや弱い株、葉色の異なる株を間引き、よく整った生育の良い株を残すようにしましょう。

2回目の間引きの後に1回目の追肥と苗がぐらつかないように土寄せを行います。(詳しくはニンジンの追肥を参照)
ニンジンの間引きいつ本葉が5~6枚になったら3回目の間引きを行い1本立てにします。

株間を10㎝程度確保するように不要な苗を根元から抜き取ってしまいましょう。

3回目の間引きの後も2回目同様に追肥と土寄せを行いましょう。


 ニンジンの水やり

ニンジンの水やりの頻度。水やりの回数(タイミング)は?1回の水やりで与える水の量はどれくらい?


ニンジンの水やりのタイミング種を撒く前にたっぷりと用土を湿らせておき、種を植えた後も発芽が出そろうまでは土の表面が乾かないようにこまめに水やりを行ってください。

芽が出た後は土が乾いた時にやる程度で構いません。ニンジンの幼苗期はもともと成長が遅い野菜なので、早く成長させようと必要以上に水やりを多くする必要はありません。


ニンジンの追肥

ニンジンの追肥のタイミングと与える回数は?中耕(土寄せ)の時期はいつ?


ニンジンの追肥のタイミングニンジンは植えてから60日ぐらい経つと肥料の吸収が良くなります。その頃までは肥料を与えても根の生育には影響がほとんどありません。

ニンジンの1回目の追肥は、2回目の間引きのあとに化成肥料を1株当たり3~5g、プランター全体に撒いて周辺の土と混ぜ合わせ土を株もとに寄せます。

露地栽培の場合は1㎡あたり1握り(20~30g)を均一にまいて中耕して株寄せしましょう。


ニンジンの追肥の回数ニンジンの2回目の追肥は、3回目の間引きのあとに化成肥料を2回目と同量与えます。

株もとに肥料を撒いて周辺の土と軽く混ぜ合わせて、その肥料の混ざった土を株もとに寄せておきましょう。

ニンジンは他の野菜に比べて与える肥料の量が多いので雑草が良く生えます。雑草をそのままにしておくと苗の成長が阻害されますので、雑草が生えたら早めに除草しましょう。 

ミニニンジンをプランターで育てている方は、水やりを兼ねて、1週間に1回薄めた液肥を与えてもかまいません。ただし液肥の場合は、用土の乾燥と多湿を繰り返すと裂根の原因になるので与えすぎには注意が必要です。



ニンジンの収穫

ニンジンの収穫方法と収穫時期・収穫どきはいつ?収穫のタイミングや収穫の目安を知って美味しい頃合いを見極めましょう!


ニンジンの収穫までの日数は品種によって様々ですが、ミニ種のニンジンは約70~90日、5寸ニンジンだと約100~120日で収穫が始まります。

収穫時期の目安は用土から出ている根の上部が、4~5㎝(ミニニンジンは親指大)になった頃です。葉が黄色くなる前に収穫しましょう。

肩(地上から見えている部分)が落ちているのはまだ早く、肩が張っていれば収穫適期の合図。

葉の根ぎわを掴んで引き抜いて収穫しましょう。
ニンジンの収穫タイミングニンジンは収穫のタイミングが遅れて大きくなりすぎると根が割裂する原因になります。収穫タイミングを逃さない様に注意しましょう。

育ちの良い美味しいニンジンの大きさは約12~13㎝です。収穫する時は根元を掴んで一気に引き抜いて収穫しましょう。

収穫後は茎葉と尻部の細根を切って水で洗い陰干しておきます。その後は新聞紙などでくるんで風通しの良いところで保存しましょう。

秋以降に収穫するニンジンは防寒のため土寄せしておけば翌年の3月頃まで畑で越冬させることができます。


ニンジンの育て方まとめ


ニンジン栽培 育て方のまとめニンジンは適応性がありますが、どちらかと言うと冷涼性の気候を好む野菜です。成長してからは夏の暑さに弱くなるので注意しましょう。

ニンジンの種は薄く覆土するので種蒔き直後の水やりは丁寧に行います。勢い良く水やりをすると種が流れてしまうので注意が必要です。

一度の間引きで株間を空け過ぎてしまわないように葉と葉が重なった時にタイミングを見て間引いて少しずつ根を太らせましょう。

ニンジンが緑化するのは土寄せが不足している時です。肩が出過ぎていたらその都度まし土を行いましょう。

ニンジンの害虫対策

ニンジンの病害対策ニンジン栽培ではアオムシ(キアゲハの幼虫)が発生して、葉の部分を食い荒らすことが良くあります。

多少は葉が食べられても問題ありませんが、幼虫は発見次第すぐ除去するようにしましょう。終齢幼虫が多発すると1晩で葉っぱが全滅することが事もあります。

その他ニンジンに発生しやすい害虫は、ネキリムシ、ヨトウガ、アブラムシ類の発生が多く、アオムシ類は老齢の幼虫になると薬剤が効きにくいので、早期発見、早期除去を心掛けましょう。

病害対策と害虫対策種を植えた後の寒冷紗掛けや苗が育ってきた後のマルチ掛けや防虫ネットなども害虫の飛来を大幅に防ぐ効果が期待出来るのでしっかり活用しましょう。

ニンジンのコンパニオンプランツはエダマメ。せり科のニンジンとマメ科のエダマメを混植すると、お互いの害虫(エダマメのカメムシとニンジンのキアゲハ)を予防することが出来ます。(参照:コンパニオンプランツの組み合わせ)キアゲハの幼虫はローズマリーとの混植も効果的です。

ニンジンの病害対策

ニンジンの病害対策ニンジンが掛かりやすい病害にしみ腐れ病・軟腐病・根腐病があります。これらは土壌の排水が悪い時によく発生しますので畑の排水をよくするように心がけましょう。

その他多い病害は黒葉枯病。黒葉枯病は夏蒔きの時の発生が多く、15℃以下または35℃以上では発生しません。

ニンジンの病気は連作すると助長されます。もっとも重要な対策は連作を避けること。3~4年は同じ場所に植え付けないようにしましょう。(参照:野菜の病害対策


  




野菜の育て方(根菜類一覧)


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