家庭菜園でサツマイモを育ててみませんか?ちょっとしたコツさえ知っていればサツマイモ栽培は難しくありません。サツマイモの栽培が初めての方に分かりやく育て方をレクチャーします。このサイトを見てサツマイモの栽培にチャレンジしてみましょう!
サツマイモをプランターや露地栽培で育てましょう! |
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栽培難易度★☆☆☆☆
サツマイモに含まれる栄養価は、ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・食物繊維が豊富です。てんぷらやみそ汁の具に使ったり、焼き芋や大学いも・スイートポテトなど料理のレシピも豊富な野菜です。 このページの目次 |
サツマイモの種まき・植え付け・収穫カレンダー |
サツマイモの植付は5月上旬~6月末 収穫時期は9月上旬~11月末 |
サツマイモの育て方のコツ! |
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サツマイモの育てやすい品種 |
![]() 育てやすく食味が良いのは「高系14号」と呼ばれる品種で、鳴門金時・土佐紅・ことぶき・紅さつま・千葉紅・五郎島金時などの名称で販売されています。 その他にも実が黄色くなる「べにまさり」「クイックスイート」「春こがね」、皮が白い「コガネセンガン」など種類が豊富ですが、どの品種を選んでも比較的良く育ちます。 |
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サツマイモ栽培に適したプランターサイズと土づくり |
また、苗から挿し穂を育てる時は中型のプランターを使って栽培します。 自分で用土を作る時は、赤玉土4:堆肥3.5:腐葉土1.5バーミキュライト1、それに石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり20gを混ぜ合わせます。植え付ける2週間前に土作りを済ませておくようにしましょう。 露地栽培でサツマイモを育てる時は、植え付ける2週間前に苦土石灰100g/㎡・堆肥500g/㎡・草木灰100g/㎡・硫酸カリ10g/㎡を施して良く耕しておきましょう。輪作の場合は無肥料でも十分に育ちます。 畝は、畝幅60~80㎝、高さは30㎝の高畝を作りましょう。畝の中央に深さ30~40㎝の溝を掘って元肥(化成肥料30g/㎡)を施しておきます。 プランターに用土を入れ過ぎると、まし土が出来なくなったり、水やり時に用土が流れ出てベランダが汚れてしまう原因になります。 |
サツマイモの良い挿し穂(苗)の選び方 |
挿し穂は全長が25~30㎝で、節は7~8、葉が5~7枚付いたもの。葉は厚く広い濃い緑色をしていて、苗全体に勢いがあるものが良い苗です。 弦が細いものや茎や葉が間伸びしている細い苗は悪い苗です。サツマイモは病害虫に強く手間いらずで育つ野菜なので、良い苗を選ぶことが上手に育てるポイントになります。 |
サツマイモの挿し穂(挿し苗)作り |
苗から育てて挿し穂取りをする時は、中型のプランター(60㎝)に15㎝間隔で3株ほど植えましょう。十分に水やりをして2週間ほどすると挿し穂(挿し苗)が収穫できます。 苗から育てる時は、ウイルスフリーのポット苗を購入してウイルスに感染していないもので育てましょう。 種芋を植えてから約2か月ほどすると、挿し穂が取れるようになります。4月中は気温が低いのでポリフィルムをかけて地温を上げてやりましょう。 |
サツマイモの挿し苗の植え付け方 |
気温が低い地域や地温が低い時期に植えつける場合は、地温を上昇を上げるためにマルチシートを畝に被せて育てましょう。 苗を植え付けた直後は葉が萎れることがありますが、生長点がしっかりしていれば枯れる心配はありません。 |
サツマイモの水やり頻度 |
サツマイモは熱帯中南米の火山灰土でも育つメキシコ原産の野菜なので、水やりをしなくても十分に育ちます。露地栽培の時は自然に降る雨だけで十分です。 根付いて成長が活発になったら乾燥気味に育てるようにしましょう。水やりの頻度が多いと病気(疫病)に掛かることがあるので必要以上の水やりは控えるのがポイント。 |
サツマイモの追肥とまし土のタイミング |
ただし保肥力の弱い砂質土やプランター(植木鉢)で育てる時に、葉が黄色くなったり生育が悪いと感じた時には追肥を行いましょう。 追肥は弦ぼけを防ぐため、窒素成分の少ない化成肥料または薄い液肥を少量与えます。1株あたり化成肥料約10g程株周辺に撒いて用土と混ぜ合わせましょう。 芋の育ちを良くするために2回ほどまし土を行いましょう。 |
サツマイモのつる返し |
弦から出た根をそのままにしておくと、途中の根から必要以上の養分を吸い上げて弦ボケと言われる状態になります。弦ボケとは葉が不必要に増えて芋の収穫量が減ってしまう状態です。 弦も長くなって隣の畝やプランターの邪魔になるようなら途中で切ってしまっても問題ありません。 弦には栄養が沢山含まれているので、選定した弦はあく抜きして料理に使うことが出来ます。 マンションのベランダなど限られたスペースでサツマイモを育てる時は、アサガオのようにあんどん式の支柱をたてて栽培するとスペースを有効に使うことが出来ます。 ただしサツマイモは弦が自力で巻き付いてはいかないので、麻ひもなどで弦を縛って支柱に誘引しましょう。 |
サツマイモの収穫時期 |
サツマイモは雨が続いた後すぐに収穫すると、芋に傷がつきやすく芋が水分を吸って腐りやすく貯蔵性が悪くなるので、収穫は晴天が数日続いた後に行いましょう。 プランター栽培のサツマイモを収穫する時は、地上部の茎葉を地際から15㎝ほど残して鎌などを使って切り取って株ごと一気に引き抜きましょう。 サツマイモを収穫した後は、芋を一つずつ切り離して2~3日ほど天日でイモの表面を乾燥してから日の当たらない場所で保存しましょう。 サツマイモの最適な貯蔵温度は13~15℃、湿度は90%。ナイロン袋などに入れて保存する時は、収穫した後もサツマイモは呼吸をしているので、息抜き用の小さな穴をあけておきましょう。 サツマイモは栽培期間が長くなると芋が大きくなりすぎて味が落ちるので、植え付けから3か月ほど経ったら試し掘りをして大きさを確認しましょう。 また、霜が降りる頃までおくと味が落ちるので10~11月までに収穫を終えるようにします。 |
サツマイモの育て方まとめと病気・害虫対策 |
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