相性が悪い野菜の組み合わせは?プランターや畑で混作をするときに一緒に育てると生育が悪くなったり実がならなくなったりする相性が悪い野菜の組み合わせを紹介します。
相性が悪い野菜の組み合わせは?
プランターや畑で混作をするときに一緒に育てると生育が悪くなったり実がならなくなったりする相性が悪い野菜の組み合わせを紹介します。
プランターなど限られたスペースではいろいろな野菜を育てようと違った種類の野菜を組み合わせて植えることがあります。
違う野菜を複数植える栽培方法で寄せ植え(コンパニオンプランツ)がありますが、注意したいのは相性の悪い組み合わせで混作しないということです。
悪い組み合わせを知っていれば失敗が減ることは言うまでもありません。相性の悪い野菜の組み合わせには法則があります。相性が悪くなる混作パターンを学んで失敗を未然に防ぎましょう。
家庭菜園での悩みの一つは害虫の被害に遭ってしまうことではないでしょうか。害虫は薬剤での駆除が効果的ですが、家庭菜園ではなるべく薬剤を使いたくないというのが本音でしょう。
害虫は似た野菜に似た害虫が集まることが多いため、同科の野菜の株数が増えれば増えるほど多く集まります。例えば同じアブラナ科の「キャベツ・コマツナ・ハクサイ・ダイコン・スティックセニョール」はアオムシやヨトウムシが発生しやすい野菜です。
同じ科の野菜は栽培方法が似ているため相性は悪くありませんが(連作は不可なので注意)必要以上に害虫を集める要因になります。
ただしナス科(ジャガイモ・ミニトマト・ナス・ピーマン・シシトウ)同士は混植や混作を嫌うので寄せ植えは出来ません。
野菜を同じ場所で育てるときは地上だけでなく土中のことも考える必要があります。最適な株間を確保していても根の張り方が違う野菜同士だと根が干渉してしまうことも。
例えば直根性のオクラやゴボウ・ダイコンなどは太い側根を張るナスやトマトとは相性が悪いのです。
根が干渉することで股根になり水分や養分を奪い合ってしまい成長を阻害し合ってしまいます。
育てる野菜によって好む土壌が違っています。例えばユリ科のニラはpH6.0〜7.0を好みますが、ナス科のジャガイモはpH5.0〜6.0を好みます。
その他にも多湿を好むサトイモと多湿を嫌うミニトマトの組み合わせもおすすめ出来ません。
野菜同士の栽培期間が大きく違う者同士は相性が悪い野菜です。
野菜の収穫が終わった後に株を除去しなければいけませんが、その作業中に混植している野菜を傷めてしまうことがあるからです。根が干渉する野菜同士の場合は尚更です。
生きた根を傷めると収穫に影響が出てしまうため、混植した野菜の収穫が終わるまで土作りが出来なくなってしまいます。
同じ場所で混植すると生育が悪くなったり病気になりやすくなったりする一緒に植えてはいけない野菜の組み合わせを紹介します。
野菜の種類 | コンパニオンプランツ | 有害な作用 |
ジャガイモ | ミニトマト・キュウリ・カボチャ | 病気に掛かりやすくなる |
ミニトマト | コールラビ | お互いに拒否する |
ジャガイモ | 生育が悪くなる | |
オクラ | ミニトマト・ナス | 生育が悪くなる |
サヤエンドウ | タマネギ・ニンニク・エシャロット | 生育が悪くなる |
ジャガイモ | 生育が悪くなる | |
サヤインゲン | タマネギ・ニンニク・エシャロット | 生育が悪くなる |
ショウガ | ジャガイモ | 生育が悪くなる |
ダイコン | 葉ネギ | 股根になる |
ミニトマト・ナス | 生育が悪くなる | |
ハクサイ | 葉ネギ | 結球しなくなる |
キャベツ | 葉ネギ | 結球しなくなる |
エダマメ | 葉ネギ | 実成りが悪くなく |
ゴボウ | ミニトマト・ナス | 生育が悪くなる |
ナス科の野菜 | ナス科の野菜 | 生育が悪くなる |
ニンジン | ミニトマト・ナス | 生育が悪くなる |
相性の悪い組み合わせはここで紹介した以外にもあります。野菜の特徴を理解して自分なりの組み合わせを考えてみるのも面白いでしょう。