がくぶんで人気の資格として紹介されていた「薬膳マイスター養成講座」を実際に受講したので、体験記とおすすめポイントなどを詳しくご紹介します。
薬膳マイスター養成講座の難易度、家事や仕事が忙しくても資格取得できるのかなど、薬膳マイスター養成講座の内容や資格取得までの道のりを詳しくご紹介します。
薬膳マイスターへの道へ。家事や仕事の合間に薬膳マイスター取得のために頑張った結果や、一番気になっていた薬膳を使ったダイエット方法、課題の提出期間、資格取得までをご紹介します。
薬膳マイスター取得を目指し、受講を決めたがくぶんさんの「薬膳マイスター養成講座」。申し込みをしてから数日後には教材がお家に届きました。いよいよ薬膳マイスター講座のスタートです。
約24×32×7cmのわりとコンパクトな箱に入っているのですが、その中身はぎっしり。本やノートタイプの教材のほかにDVDや薬膳カレーも入っています。
果たして忙しい私にやり遂げることが出来るのかと少し心配になってきました。期待と不安とが入り混じった複雑な心境です。
テキストを並べていると美子ちゃんのペン字の資料を発見。この美子ちゃん、昔買っていた雑誌でよく載っていたなと、懐かしいです。きっと、私世代の方は美子ちゃんのイラストを見るだけでノスタルジーに浸れるはず?!
がくぶんさんがこんなにも歴史のある通信教育だとは知りませんでした。驚きです。
美子ちゃんががくぶんさんのキャラクターとは知らなくても、それだけ長い間、ファンから支持されていたことは分かります。
学習は「学習の進め方」を読めば一人学習でも全く問題なし
まずは最初に読むのは「学習のためのガイドブック」です。これで講座の進め方や内容を確認するようになっています。
薬膳マイスターの資格取得のための学習の流れが「分かりやすく」「丁寧」に書かれているので、テキストが多くても安心して進められます。
各教材の文字の大きさは約0.3cm四方。1.2ぐらいの視力で最近老眼も入ってきている私でも裸眼で読める大きさです。写真やイラストが豊富で読みやすく感じます。
1冊のテキストが薄めなので「少しずつやっていこう!」と開いても、やり始めると「もっとできるかも」と、どんどんやる気が起きてくるから不思議です。
薬膳マイスター講座では最初に学習計画を立てるので、自分のペースで計画的に学習することができます。
薬膳マイスターは約4ヶ月で取得可能な講座ですが、だらだらとしてしまうと無料延長期間の6ヶ月も過ぎでしまいそうなので、予定を立てるが肝心です。
全部で4ヶ月の期間に分かれ、それぞれの期間に何をするかしっかりと目標を立てましょう。
1ヶ月目を説明すると
■教材の中にあるDVDを見る
■テキストに取り組む
■1回目の課題提出
2ヶ月目になると
■テキストに取り組む
■2回目の課題提出
という流れです。
「薬膳(和漢膳)とは」という基本から始まり実践編までを段階を踏んでじっくりと学んでいくことができます。
1章を読むだけなら数分でできますが、しっかり覚えるためにも1回で20~30分、週に2~3日勉強の時間を取ると、ちょうどよくすすめられそうな量です。
テキストは約30ページで、1章と2章に分かれていました。1章を約2週間で行うと、ちょうど1ヶ月でできるという計算になります。
付属のDVDは約53分と長いのですが、テレビを見ながらずっとノートを取りっぱなしになるほど、ぎゅぎゅぎゅっと内容が詰まっていました。
テキストとDVDは連動しているので、テキストを終えてからもう一度見ると、一層理解が深まります。
薬膳マイスター養成講座は、第1章から順番にテキストとDVDを使って学習して、計4回の課題を提出するといった講座内容になっています。
課題提出は、学生の時にテストで受けたことがあるような問題でした。言葉の選択 だったり、○×だったり、さまざまな形式の問題が出題されます。
学生時代を思い出しますね。
課題が出来たら、がくぶんさんへ提出しましょう!
課題が完了したらいよいよ最初の提出です。
初回はいといろと記載する事項があるので、全てを書き込んで課題と共に封筒に入れて提出することになります。
書類はボールペンまたは鉛筆で記載することになっています。いきなりボールペンで書いて間違えては大変なので、私は鉛筆で提出しました。
久々に握る鉛筆に力が入ります。
書類はアンケート式になっていて、始めたきっかけや、薬膳への興味、印象など。きっかけや興味、印象は、最初にテキストが届いたときに書いておくといいかと思います。
さあ、出すぞと気合をいれているときに、色々考えるのは面倒になり、そのまま出しそびれることも(私はこれで3日出しそびれてしまいました)。テキストの印象は、最初に書くと新鮮でいいと思います。
書類は最初に出すときだけのものと毎回出すときに必要なものがあります。テキストや学習の感想や近況報告です。
あと忘れてはいけないのが自分の受講番号。書くのを忘れないでくださいと念を押してあるので、記載漏れがないように気をつけてください。
忙しくても薬膳マイスターの資格を取得することは出来るのでしょうか?
働きながら子育てしながらのゆっくりペースですすめていた薬膳マイスター養成講座。気がつけば取得できる期間の4ヶ月が過ぎてしまいました。
期間が過ぎている!と気づいた際、とても焦り、連絡しなければ!と資料を読み返すと「無料で6ヶ月の自動延長ができるのでそのまま受講可能」ということでほっと一安心。
毎日忙しい私のような方でも安心な期間が設けられているので心配はいりません。自分のペースで進められるのも通信講座のメリットです。
学習方法は自分なりのやり方でOK。資格取得の目的だけでなく日常の色に役立つ内容が多くメモ取りが止まりません。
私の勉強法は何度も見直して覚えたかったので、テキストには書き込まず、薬膳マイスター用のノートを作って大事なことや役立ちそうなことを書き込んでいきました。
DVDも、忘れないように、気になった言葉や覚えたい言葉はメモ。聞き取れなかったら巻き戻しつつ、自分なりにまとめています。おかげでノートはびっしり薬膳について書いていて、後から読み返してもわかりやすく確認できます。
薬膳は、こういう症状のときには、この食材のお料理がいいなというところまで組み立てることができるので、自分なりに組み立てを考えてメモしておくこともありました。
忘れないように、どんどんアイデアをメモしておくこともおすすめです。
薬膳マイスター講座の教材はテキストだけじゃありません。薬膳料理を実際に作る自主課題もあります。
最初の薬膳料理は、テキストと一緒に入っていた薬膳カレーを作ってみました。作り方は全行程詳しく書いてあり、材料はお野菜やお肉を切って入れるだけ。薬膳の材料は全部ルーの中に入っています。
ただ、薬膳カレーが美味しそうなイメージがないのか、家族に最初はNGと即答されてしまいました。念のため、普通のカレーと両方作ります。
和漢膳カレーの作り方は簡単。お肉やお野菜をいためて、カレールーの変わりに薬膳カレーの中に入っている粉を入れるだけのお手軽さ。
ルーから薬膳料理が作れれば言うことはありませんが、最初から材料からとなるとハードルが高すぎます。
薬膳料理がどういうものか体験するにはぴったりのメニューだと思います。
心配だったお味は、お!美味しいかも。
ちょっと苦味のようなものはありますが、普通に食べられます。これならイケるかなと思い、少しずつ取り分けて家族にも渡すと全部食べてくれました。
薬膳カレーを作ったことで、薬膳は少し手を加えると美味しくいただけるということがわかりました。
ただ、色々な薬膳料理を作ってみたいけど材料が普通のスーパーに売られていないものが多く揃えるのが大変だなという心配があります。
でもその点は解決済み。嬉しいことにがくぶんさんで材料を販売してくれています。申し込みは最初に送られてくる資料一式の中に入っているので要チェックです。
私は講座を受けているタイミングに台湾旅行にいく友人がいたので、買ってきてもらいたいモノを頼むと、たくさん安価で買ってきてくれました。
さすがは本場、金針菜やナツメ、クコの実、杏仁粉などぜひ食べてみたかった薬膳の材料の数々。
早速、クコの実はお湯を注いで、簡単クコの実茶に。クコの実は疲労や目の疲れの回復の作用があり、PCやスマホをよく使っている人が取り入れるのにぴったりなのです。
ナツメはワイン漬け。金針菜は戻して炒め物に・・。夢の薬膳生活が始まりました。ちなみにクコの実は、スーパーの中華材料のコーナーに置いてあることがあるので、気になった方は探してみてくださいね。
クコの実にお湯を注ぐだけで、少し甘みがある眼精疲労の効能があるといわれているお茶ができますよ。
このように講座を受けることで薬膳メニューを考えることができ、料理を作る楽しみが増すのもメリットの一つです。
薬膳マイスター養成講座のメリットの一つは、薬膳ダイエットが学べること。
薬膳マイスター養成講座を受講したい方の中にはダイエットに取り入れたいという方も多いと思います。
薬膳は身体の調子を整えるものだからダイエットは関係ないと、まだ薬膳の知識がないときには思っていました。学習を進めていくうちに分かってきたのは、薬膳とダイエットには密接な関係があるということ。
薬膳レシピを取り入れることでダイエットを成功に導く可能性が出てくるのです。
詳しくは薬膳マイスター養成講座のテキストに書かれているので、ここでは簡単な説明に留めておきますが、肥満には3つのタイプがあり、チェックシートで自分の肥満タイプを確認して薬膳メニューを考えることが出来るようになります。
たとえば水太りの人の症状や摂るべき食材、そして合わせる薬膳食材がわかります。自分の身体のタイプに合わせて薬膳メニューを考えられるので、ダイエットも成功に近づきやすくなるのです。
私は血液ドロドロ脂肪太りのタイプ。このタイプに合わせて自分に足りない食材などを確認し、普段の食事に摂り入れていくようにしました。
普段の食事だけでなく、適度な運動も取り入れ、この薬膳のチェックを確認しながらダイエットに取り組んだ結果、自分の体質に合ったようでなんと半年で5kgのダイエットに成功。
薬膳マイスター養成講座のメリットの一つは、薬膳ダイエットが学べることです。
薬膳マイスター養成講座は4か月が期限だったのですが、私は計4回の課題を提出して、受講を始めて約6カ月後に最後の認定試験までたどり着けました。
時間のある方なら、もっと短期間で取得することは可能だったかもしれませんが、忙しい方でも半年もあれば資格を取得することは決して難しくないと思います。
各課題はDVDを見てテキストの内容をしっかり読めば、そこまで難しい問題ではありません。
テキストが終わったあとにすぐに課題にチャレンジするのが合格のコツです。
課題を提出するたびに返信を楽しみにしていた私。なぜかというと私の書いたことをしっかり読んで、返信をくださっていて心がこもったお手紙をいただいたような返信だったのです。
ふと子供がやっていた赤ペン先生を思い出しました。返事をもらえると嬉しそうだった息子でしたが、その気持ちがよくわかります。
この交流も通信講座ならではで、楽しみのひとつでした。ちなみに、5回中同じ先生に当たったことはなく、色々な先生からのお返事は毎回新鮮に読むことができます。
ただ5回目を出したときに、もっとこの欄を活用したらよかったなと反省。
たとえば、テキストの話だけではなく、近況では何の食材が美味しかったかとか、友人との薬膳についてのやりとりなど、詳しく書いていたら数倍楽しめたはずです。
これから始める方は、こういう楽しみもあるということを知っておくとより頑張れると思います。
薬膳マイスター養成講座を受講してみた感想まとめ
薬膳マイスター養成講座を受講し始め約7カ月。ペースはゆっくりの私でも、無事に和漢薬剤師の資格を取得できました!!
なんと認定試験は満点(^^) 最後に100点を取れて終われたのはとっても嬉しかったです。
受講する前には考えていなかった、さまざまなメリットがたくさんあった薬膳マイスター養成講座でした。
薬膳マイスター養成講座で覚えた薬膳を活用しつつ料理を作って、こういう作用があるんだよと家族に説明しながら食べる食事の時間が楽しいです。
薬膳と聞くと、カラダに良さそうということもあり、それなりに我慢して食べるからか、思ったより美味しいときには主婦としての株も上昇中。
今回は薬膳マイスター養成講座の受講を迷っている方や始めてみたいけれど不安や悩みがある方々に向けて、勉強の成果と楽しさをお伝えしてきました。
私の受講体験が受講を迷っている皆さまの参考になれば幸いです。
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