ジャガイモの変わった植え方に「逆さ植え」という栽培技術があります。逆さ植えとはどのような栽培方法なのかや、逆さ植えのメリットとデメリットなどを詳しく解説します。
逆さ植えは芽かきの手間が減ったり病害虫にも強くなったりする篤農技術です。日本では昔から伝承されている栽培方法です。
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ジャガイモは基本は芽を上に向けて種イモを植え付けますが、写真では切り口を上を向けて植えています。
これは「逆さ植え」という篤農技術で、昔から伝承されてきた栽培方法です。
一般ではタブーとされる逆さ植えですが、最近の研究では病害虫に対する抵抗性が誘導され環境適応性も向上することが明らかになっています。
逆さ植えをすると種イモは土の圧力を受けるため、弱い芽は生育ができず強い芽だけが地上部に発芽するようになります。その結果、地上に出る芽の数が減って、芽かきの手間が減るというわけです。
逆さ植えは芽を下にして植えるため萌芽は芽を上向きにしたときに比べてやや遅れる傾向にあります。
種イモの切り口を上向きにするため、切り口に水が溜まりやすく腐りやすくなります。温暖地での秋植えのジャガイモでは注意が必要です。
芽を出すために浴光催芽(太陽光に当てること)と種イモの切り分けは普通の栽培と同じように行います。(参考:ジャガイモの育て方と栽培管理のコツ)
種イモを切ってからすぐに植えると腐ってしまうことがあるので、切り口に天日で半日乾かすか、草木灰などをつけてしっかりと乾燥させておくのがポイントです。
種イモを植える深さは約10cmで株間は約30cmです。切り口を上にして芽が出いる側を下にして種イモを置いていきます。このときに芽を折らないようにするのがポイントです。
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