ナスは晩秋まで収穫できる野菜です。このページでは高畝栽培がどのような栽培方法でなのかや、どのようなメリットやデメリットがあるかなどを解説しています。
果実をたくさん実らせて長く収穫を楽しむ方法としておすすめしたいのが「高畝栽培」です。高畝栽培とは名前の通り、通常よりも畝を高くして栽培することをいいます。
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ナスを高畝栽培することの一番のメリットは水はけが良くなるという点です。多湿に弱い野菜は高畝を作って栽培することで病害の被害が軽減します。
ナスの高畝栽培のデメリットは乾燥です。ナスは高温に強いのですが乾燥には弱い一面があります。特に夏場の高温期は水切れには注意が必要です。
乾燥に弱いナスを高畝栽培にする理由はなぜでしょうか。
その理由は、高畝にすることで、草丈が高くなり根を地中深くまで伸ばし養分や水分をより多く吸収することができるからです。
ナス栽培の一般的な畝の高さは10㎝~15㎝ですが、より大きな果実を長期間収穫したいなら高畝栽培がおすすめです。
ナスの高畝栽培では畝の高さを20~30㎝にします。
高畝栽培では水はけが良くなるため土壌が乾燥気味になります。水やりは早朝と夕方の1日に2回与え、畝全体に敷き藁などをして用土の乾燥防止に努めましょう。
また肥料(養分)も流れやすくなるため、追肥は10日に1回と多めに与えるようにします。(葉の色を見ながら量は調整しましょう。)
ナスの高畝栽培は草勢が強くなるため、収穫後の節から伸びる脇芽にも大きな実がなります。
側枝は3本ではなくても2本あれば十分です。2本だけ伸ばしてV字型に枝を仕立てましょう。
主枝(中心の枝)は支柱の先端(草丈が50~60cm以上)まで伸びたら先端を摘心してしまいます。
あとは脇芽(側枝)を伸ばして果実を付けますが、主枝と同じ高さになったら脇芽(側枝)も摘心して下さい。
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