春植え野菜は、夏野菜の苗を植え付けるまでの「繋ぎ野菜」と「夏野菜の苗作り」がメインになります。春植え野菜の選び方を野菜栽培士が詳しくご紹介します。
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YouTubeでも春植え野菜の選び方を解説しています。動画とテキストを合わせて使うとと、より理解が深まります。チャンネル登録おすすめです。
春は家庭菜園のはじまりの季節です。春に植える野菜は、夏野菜の苗を植え付けるまでの「繋ぎ野菜」と「夏野菜の苗作り」がメインになります。
春の前半(2月~3月中旬)は、日中の気温が10℃を下回る日も多く発芽や生育に時間がかかります。
トンネル掛けなどで保温して生育を早め、夏野菜の苗の植え付け時期の4月中旬までには収穫を終えるようにしましょう。
リーフレタス・小松菜・ホウレンソウといった種まきから収穫までが短い(1~2か月の)葉野菜が夏野菜の苗の植え付けまでに間に合うのでおすすめです。
春に野菜を植えるときは種まきから収穫までが短い「春まき品種」や「早生種」を選ぶのがポイントです。
春まき品種かどうかは種袋に記載されていますので、しっかりと確認しておきましょう。
夏野菜を直まきするときは気温がしっかりと上がってからです。低温では発芽が遅れたり発芽が揃わなかったりします。
春の中盤から後半(3月中旬以降)になると日中の気温が20℃を超える日も増えてきます。この頃になれば直まきでも簡単に育てられるようになります。
春のはじめ(2月から3月上旬頃)に直まきするときは発芽に適した気温になってから種をまくことが失敗を防ぐコツです。
初心者向けの春植え野菜でおすすめなの品種は、コマツナ・ホウレンソウ・ミズナ・ミツバ・リーフレタス・カブなどです。栽培期間が短くて栽培が容易な品種を選ぶことが初心者が失敗しないポイントです。
初心者向けの春植え野菜の中でも、葉もの野菜は特におすすめです。収穫までの期間が短く夏前には収穫が終わるため、害虫の被害に合いにくい特徴があります。
上記の野菜は種まき時期が遅いと害虫の被害に遭いやすくなるので、3月下旬からの栽培スタートが初心者の方に簡単です。
ここで紹介した以外にも春野菜の品種はたくさんあります。(もっと詳しく:春に植える野菜一覧)
春に植える野菜は年間を通して種類がもっとも多くなります。家庭菜園でビューにはぴったりの季節です。
初心者はリーフレタスやコマツナなど種まきから収穫までの期間が短い葉野菜からスタートしてみましょう。栽培期間が長い野菜は病害や害虫の被害に合う確率が高く難易度が高いからです。
野菜作りに慣れてきたら、栽培期間の長い葉野菜や根野菜、エダマメやインゲンマメなどの収穫までが短く、株ごと抜き取って収穫する実野菜からチャレンジしてみましょう。
キュウリやミニトマトなど収穫期間が数か月続くような実野菜も、病害や害虫の被害に遭いやすく難易度は高めです。
育てやすい春植え野菜とは、「収穫までが短い」「管理の手間がかからない」「病害虫に強い品種」です。
春植え野菜の種まきは直まきとポットまきがあります。
夏野菜(実野菜)の多くは種をまいてから収穫が始まるまでに2か月以上かかるため、畑で種から育てるとその2か月の間は他の野菜を栽培することができなくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、夏野菜は苗からに適した大きさになるまでポリポットで育苗し、短期間で収穫できる葉もの野菜などを直まきするやり方です。
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