本文へスキップ

四角豆育て方

四角豆の栽培方法と育て方のコツ

 はてなブックマークに追加


四角豆の育て方を野菜栽培士が分かりやすくレクチャー!四角豆のプランターと露地のどちらの栽培方法も詳しくご紹介しています。

四角豆の栽培方法と育て方のコツ


四角豆の育て方と栽培のコツ、土作り、種まきと間引き、植え付ける時期、支柱立て、追肥、水やり、病気の対策と害虫の対策、収穫の時期についてご紹介します。

プランターや露地栽培で失敗なしで上手に四角豆を育てましょう。


Contents Menu

  1. 四角豆栽培のコツとポイント
  2. 四角豆の栽培時期
  3. 土作り
  4. 種まき
  5. 間引き
  6. 苗の植え付け
  7. 支柱立て
  8. 脇芽取りと整枝
  9. 水やりの頻度と与える量
  10. 追肥の時期と与える量
  11. 四角豆の収穫
  12. 四角豆の育て方まとめ
  13. 病気対策
  14. 害虫対策

四角豆の育て方と栽培のコツ

四角豆の特徴と栽培のコツ


四角豆栽培 難易度 ★★☆☆☆

四角豆は熱帯アジア原産のマメ科の野菜です。

日本では冬になると枯れてしまいますが、原産地では多年草で通年栽培が可能です。

四角豆は最盛期の草丈は2~3mになるので、夏の緑のカーテンとしてもおすすめの品種です。

四角豆の名前の由来ですが、実を切った時の切り口が四角形であることからきています。


四角豆は夏には実を収穫して楽しめ、秋になると芋を収穫できる一度で二度楽める実野菜です。莢だけでなく、つる先や地下茎も食べられるお得な野菜で、家庭菜園での人気が年々高まっています。

四角豆は、ビタミンB・ビタミンC・鉄分・カルシウム・食物繊維などが豊富に含まれる健康野菜です。軽く塩ゆでしてサラダに使ったり、天ぷらにしたり、さまざまな料理に使うことができます。



四角豆の栽培時期

四角豆は春に植える野菜です。種まきは4月以降から始められます。苗を植え付けるときは5月からがおすすめ。収穫時期は8月上旬以降で、苗を植え付けてから約2.5か月ほどです。

四角豆の栽培カレンダー

四角豆の栽培カレンダー



四角豆栽培のコツとポイント


  • 四角豆の発芽適温は地温で25℃~30℃
  • 四角豆の生育適温は15℃~25℃
  • 気温が低い時期の種まきはハウスなどで温度管理しましょう。
  • 寒さや霜に弱いので気温が十分に上がってから種をまきましょう。
  • 四角豆は日当たりが良く風通しの良い場所を好みます。
  • 四角豆は連作が苦手。最低でも4~5年は間隔を空けましょう。
  • 種まきや苗の植え付けが遅れると着花が悪くなります。
  • 四角豆は乾燥に弱いので、苗を植え付けたあとは敷き藁などで用土の乾燥を防ぎましょう。
  • 生育が旺盛になる夏は水切れにならないようにたっぷりと水やりをしましょう。
  • 開花後に雨に当たると落花の原因になるので、強雨が当たらない場所に鉢を移動させましょう。


四角豆栽培で使うプランターサイズ

四角豆のプランター栽培


四角豆を栽培するときのプランターサイズは、標準タイプ(60㎝程度)以上で深型ものがおすすめです。

四角豆は長期間に渡り実と芋を収穫するので、根群を深く張らせるために深型のプランターが向いています。大型で深型の植木鉢なら1株植えも可能です。

四角豆の土作り

四角豆の土作り


四角豆の用土は市販の実野菜用の用土を使いましょう。

一から土作りをするときの用土配合は、赤玉土6.5に対して腐葉土が2.5、それにバーミキュライト1を配合し、それに石灰(用土10ℓに対して10g)混ぜておきます。

植え付けの1週間前に元肥(化学肥料を用土10ℓに対して10~30g)を入れておくようにします。

四角豆の栽培用プランター


四角豆は、排水性の高い用土で育てることがポイントになります。多湿の環境下では病気が発生しやすくなるので注意しましょう。

四角豆のプランター栽培では、鉢底石を入れて水はけをよくして、用土の量は鉢の8部目くらいまでにしておきます。


四角豆の畝づくり

四角豆の露地栽培では、植え付け2週間前に苦土石灰を100g/m²と堆肥2kg/m²を入れて耕しておきます。

植え付けの1週間前に、化成肥料(15・15・15)を50g/m²を入れて幅120㎝高さ10㎝の畝を作っておきましょう。


露地栽培では用土をよく耕して畝を高めにして水はけを良くしておきましょう。畝間に水が溜まらないように、丁寧にならして水が流れ出るように勾配をつけておきます。



四角豆の種まき

四角豆の種は、直まきもポットまきも鳥の食害に遭いやすいので、不織布をかけたりビニルキャップを被せたりして、しっかりと対策しましょう。

四角豆の種まき


種まき時期

四角豆の種まき適期は、日中の気温が20℃を超えるようになってからです。苗の植付けが5月以降になるように種まき時期を決定しましょう。

気温が低い時期に種をまくと、発芽が遅れたり霜にあたって枯れてしまったりします。

発芽適温

四角豆の発芽適温は25~30℃です。


種のまき方

四角豆の種まき方法は、畑に種を直接まく直まきとポリポットに種をまく2つの方法があります。気温が高い時期は直まきで、気温が低い時期の種まきや寒冷地ではポットまきします。

四角豆の株間ですが、プランター栽培では30㎝以上、露地栽培では50㎝以上確保し、種は1箇所あたり3~4粒で点まきとします。

種をまいた後はたっぷりと水やりを行いましょう。発芽するまでに水切れを起こさないようにするのが、上手に発芽させるポイントです。


四角豆は、種をまいて発芽したあと、地温を25~30℃に確保してやると苗の生長が良くなります。

直まきで気温が低いときは、ホットキャップを被せたりトンネル掛けを行ったりして保温対策をしておきましょう。

四角豆の発芽日数

四角豆は種まきしてから7日から10日で発芽が始まります。(気温が低いときは発芽が遅れます。)


四角豆の間引き

四角豆の苗の間引き


プランター栽培では、本葉が2~3枚になった頃に間引きを行います。生育のよい苗を1本だけ残して、後は全て間引いてしまいましょう。

露地栽培では本葉が3~4枚になったら間引きを行います。苗が小さいうちに間引くと、枯れたり萎れたりしてしまい、種をまき直すことになるからです。



四角豆の苗の植え付け

初心者の方や少数株を育てる方は、植え付け前の四角豆の幼苗を購入して育てると収穫まで簡単に辿り着けます。

四角豆の苗の植え付け適期


植え付け適期

四角豆は、5月以降が植え付け適期です。6月末までの植え付けなら収穫に間に合います。本葉が3~4枚になったら植え付けが可能です。

苗の植え方

四角豆の苗を植えるときは、根鉢より一回り大きい穴植えを掘っておき、ポットから根鉢を壊さないように取り出して穴の中におきます。

苗を植え付けた後は、手のひらで軽く株元を押さえて用土と根を密着させておきましょう。

苗を植え付ける間隔は、プランター栽培では30㎝以上、露地栽培では50㎝以上(畝間は100cm以上)確保して植え付けます。

苗を植え付けたら根付くまでの1週間はたっぷりと水やりを行いましょう。苗が根付くと新葉が伸び始めます。



四角豆の支柱立て

四角豆は草丈が2~3mにまで成長します。苗の生長が始まったら早めに支柱を立てておきましょう。

四角豆の支柱の立て方


支柱の立て方とネットの張り方

露地栽培では、支柱は合掌式またはトンネル式が、収穫がしやすくおすすめです。プランター栽培ではあんどん式の支柱を使うと場所を取らないのでおすすめです。

四角豆栽培で使う支柱は長めもの(2m以上)を利用することしましょう。弦は複雑に絡まるので後から支柱を取り変えることは大変です。


四角豆の支柱の立て方


ベランダ菜園やグリーンカーテンとして四角豆を育てる時はプランターの横に太めの支柱を立て網目10㎝ほどのネットを張って弦を絡ませる方法もあります。

プランター栽培ではつるが複雑に絡むと風通しが悪くなってしまいます。四角豆は株元の風通しを良くすることが病気や害虫の予防・対策になります。



四角豆の誘引

四角豆はつるを支柱に誘引しないと地面にどんどん拡がって生長してしまいます。狭いスペースで栽培するときは支柱を立ててネットを張り、上へと誘引していきましょう。

四角豆の弦を誘引する


弦の誘引のやり方

四角豆はつるが伸び始めたら、支柱を立ててネットを張り、弦と支柱とを紐で軽く結んでネットに誘引します。誘引は枝分かれするタイミングで行いましょう。

つるを放任で栽培すると分枝が多くなり、収穫量が減ったり1つ1つの莢が小さくなったり、品質低下の原因になります。

脇芽取りと整枝

四角豆は途中で伸びる余分な脇芽を摘み取って、果実に養分と水分が行き渡るようにします。

株元付近は風通しが悪くなって病気になったり害虫の住処になるので、定期的に整枝を行って風通しを良くしておきましょう。



四角豆の水やり

四角豆は水やりの頻度と与える量が多収穫のポイントです。成長具合に合わせて適度な水やりをしましょう。

四角豆の水やり


水やりの頻度と与える量

四角豆は乾燥に弱い野菜です。用土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりを行いましょう。

1日に何回も与えるよりも、用土が乾燥したときにたっぷりと与える方がより効果的です。

プランターで育てる時はプランターの底から水が滲み出るくらいたっぷりと与えます。


四角豆の水やり回数


四角豆は花に強く水や雨が当たると受粉がうまく行われず、実つきが悪くなります。水やりは株元を中心に丁寧に与えるのがポイントです。

夏場以降は、水やりが不十分だと花が落ちやすくなります。開花が始まる夏場以降は水やりの回数を多めにしましょう。

水やりの時間帯

水やりする時間帯は、朝は気温が上がり始める前、夕方は気温が下がり始める前がベストな時間帯です。

日が落ちてからの水やりは、夜間に気温が下がって低温多湿の環境になるため、極力控えるようにしましょう。



四角豆の追肥

四角豆はマメ科の中でも多くの肥料を必要とする種類です。四角豆は元肥を中心に育てますが、花芽がつき始めたら様子を見ながらタイミングよく追肥を行いましょう。

四角豆の追肥のタイミング


追肥の時期と与える量

プランター栽培など用土が軟弱な用土で栽培している時や生育が悪いときは、1回目の追肥を草丈が30㎝を超えた頃に施します。

与える量は化成肥料を一握り(約10~20g)。株周辺にまき、用土と軽く混ぜて株元に寄せておきましょう。

2回目の追肥は花が咲き出した頃(苗の植え付けからだと60日経った頃)になります。


四角豆の実がならない


他のマメ科に比べると肥料を好む方なので、株の生育具合を見て適量を与えることが収穫量を増やすポイントです。

四角豆は他のマメ科と同様に窒素肥料が多い肥料を与えるとつるボケして着果が悪くなります。葉やつるが多いと感じたときは追肥はストップします。

元肥が強すぎて生育が良すぎる(草勢が強すぎる)ときは、主枝(中心の茎)を頂部で摘み取って側枝を伸ばして実を付けさせましょう。養分が分散されてつるボケ防止になります。



四角豆の収穫

四角豆はさやの収穫が終わる秋口になると、土を掘ってイモ(根っこ)の収穫も楽しめます。

四角豆の収穫時期


収穫適期

四角豆は開花してから約15日~20日で収穫適期になります。もっとも美味しい大きさは、莢の長さが10~15㎝です。

収穫適期を過ぎると莢が固くなって食味が落ちるので、莢が小さなうちに摘み採るのがポイントです。

収穫する時間帯

四角豆を収穫する時間帯は朝方がおすすめ。野菜は朝から夕方にかけて光合成を行って糖分(甘み)を作りだし、夕方から夜間にかけて養分を果実に送るからです。

気温が高くなってから収穫したものは傷みが早くなります。

収穫方法

ハサミやナイフなどを使って莢の根元を切り取って収穫しましょう。

四角豆は花や若い弦先も食べることができます。軽く塩茹でしてサラダにすればシャキシャキした歯ごたえを楽しめます。お浸しや天ぷらにしても美味しく食べられます。

最盛期になると次々と実を付ける四角豆。実をたくさんつけたままにすると、株が弱って収穫量が落ちてしまいます。

食べきれない分はさっと茹でて冷凍保存しておくことができます。


四角豆のイモの収穫

四角豆の芋の収穫時期


秋になって気温が下がると収穫は終わりです。株全体の葉が茶色く枯れ始めた頃になるとイモを収穫できます。

地際で茎を切り取って芋を掘り出してみましょう。

芋を収穫する時は夏場の莢の数を減らして株の勢いが衰えないようにしておきます。マメは食用にする以外は蕾の段階で摘み取ってしまうのがポイントです。

養分を行き渡らせるために莢の数を減らして、地中のイモを十分に太らせるようにしましょう。



四角豆の育て方まとめ

四角豆は短日性の植物です。苗の植え付け時期が遅れると日に当たり過ぎて着果率が悪くなります。苗の植え付ける時期を守りましょう。

四角豆の育て方まとめ


四角豆の実が固くなるのは水分量が少ないことが原因です。花が咲く夏場以降は水切れを起こしやすいので、水やりをしっかりと行えば柔らかくて美味しい実になります。

四角豆をはじめ豆類は根を深く張らせることが実成りを良くするコツです。

粘土質の固い土壌だと根が深く張れないので草丈が大きくなりません。苗を植え付ける前に畑をしっかりと耕してふかふかの用土に仕上げておきましょう。



四角豆の害虫対策

四角豆を栽培でよく見かける害虫は、アブラムシ類、ハダニ類、ハモグリバエ類、フキノメイガなどです。

四角豆の害虫対策


四角豆は大きくなってからは害虫の被害に遭いにくいのですが、苗が小さなときは大きな被害が出るので注意ましょう。

アブラムシ類、ハダニ類、ハモグリバエ類は数が少ないときは捕まえて、数が増えて手に負えなくなったら薬剤で駆除することも検討しましょう。

害虫は早期発見、早期対策が大切です。日々、株を観察して害虫の被害にあっていないかをCheckしましょう。


四角豆の病気対策

四角豆は梅雨の高温多湿の時期、夏場で乾燥が続く時期、秋口の雨が続く時期に病気が発生しやすくなります。

四角豆の病気対策


四角豆に発生しやすい病気は、「炭疽病」や「菌核病」などです。

これらの病気の対策は、株間をしっかり確保する、採光を良くして株元の通気性(風通し)を高める、通水性のよい土壌で育てるなどです。

病気が手に負えなくなったときは、薬剤を使うことも検討しましょう。


 はてなブックマークに追加


果菜類(実野菜)の種類と育て方

家庭菜園で簡単野菜作りVegetablesBeginnersguide!