アイスプラントを簡単に育てるには?コツさえ知っていればアイスプラント栽培は難しくありません。アイスプラント栽培が初めてでも分かりやくアイスプラントの育て方をレクチャーします。このサイトを見てアイスプラントの栽培にチャレンジしてみましょう!
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・アイスプラントの植え付け時期
・アイスプラント栽培成功のポイント
・アイスプラント種の蒔き方
・アイスプラント苗の植え付け方
・水やりと追肥のタイミング
・アイスプラントの収穫時期
・アイスプラントの育て方と栽培のコツまとめ
アイスプラント栽培
難易度★★☆☆☆
アイスプラント(アイスプラント)は南アフリカ原産の野菜(ハマミズナ科)で、血糖値を下げ脂肪の代謝を上げる効果がある健康野菜。
日当たりが良く水はけの良い場所なら初心者でも簡単に育てられます。
ちなみに表面を被っているキラキラとした水滴のような粒は塩分の結晶を含む細胞です。
軽い塩味がするところから「ソルトリーフ」「ソルティーナ」「シオーナ」と呼ばれている野菜。
アイスプラントの食べ方は色々ありますが、サラダも美味しいのですが実はおひたしにしたり、天ぷらにしたりすると相当美味しい野菜なのです。
口の中でプチプチとはじける何とも不思議な食感の野菜。アイスプラント独特のプチプチ食感を楽しむには生で食べるのが一番ですが、独特のプチプチとした食感は過熱しても残ります。
アイスプラントは春植え(3月植え・4月植え・5月植え)と秋植え(9月植え・10月植え)が可能です。収穫時期までは約1.5か月です。
アイスプラントは露地栽培も出来ますが、プランターで育てる方がより適しています。プランター栽培だと気象条件(夏場の高温期や低温期)に合わせて移動がしやすいからです。
その他にも、アイスプラントは薄い塩水を与えるため他の野菜と同じ場所で育てると他の野菜へ影響があるのと、雨にとても弱いという性質があります。こういった理由からアイスプラントはプランターで栽培の方が管理が楽です。
アイスプラントは葉が円形に育ち成長すると約50cm程になりますので、プランターのサイズは標準幅広タイプ(60㎝~65㎝)以上を利用しましょう。
アイスプラントの栽培に適した土ですが、市販の培養土が利用出来ます。
自分で土作りを行う時は
赤玉土7 腐葉土2.5 バーミキュライト0.5。
それらに石灰を用土10ℓ当たり10~20gと化学肥料を用土10ℓ当たり10~20g混ぜ合わせた物を使いましょう。
水はけと軽量化の為に鉢底に発泡スチロールを敷き詰めてその上にプランターの淵から2~3㎝ほどのウォータースペースを確保する程度に用土を入れてあげましょう。
アイスプラントのおすすめの品種は「プチサラ」「ブリアン」など。どの品種を選んでも比較的簡単に育てられます。
初心者の場合はアイスプラントは種から育てるのは少し難しいので、園芸店などで苗を購入して育てる方が簡単。グングン育つのでより確実に収穫までたどり着けるでしょう。
アイスプラント栽培が初めての方はポット苗を購入して育ててみましょう
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アイスプラントは種からでも育てる事が出来ます。ポットに培養土を入れ種を1粒ずつ撒きましょう。10㎝ほどの大きさになったら植え付けが可能です。
種から植えるときのポイントですが、アイスプラントの発芽温度は20度前後なので気温が低いと上手く発芽しません。寒い時期に植える時は日当たりの良い気温が高い場所に置いてやりましょう。
直播きする場合は1箇所に2~3粒ほど種を蒔き芽が出たら葉が重なる度に間引きをします。間引いた苗も美味しく食べることが出来ますよ。
アイスプラントは種がとても小さいので、播撒きした後の水やりは流れてしまわないように霧吹きなどで優しくかけるのがポイントです。
苗から育てる時は本葉が4~5枚で葉先がしっかりしていて枯れていないもの、また緑の濃い艶の良い葉の苗を選びましょう。
種から植えるときはプランターに直播きでも良いのですが、ポットで育ててから植えると後の間引きなく管理が楽です。
アイスプラントを苗から植えるときに注意するポイントですが、葉がとてもやわらかいので葉を傷めないように慎重にポットから取り出します。
ポットより大きめの穴をあらかじめ空けておいて、そこにアイスプラントの苗を根鉢を壊さないようにそっと入れてやります。
穴の中に入れた後は周りの土を寄せて株がぐらつかない程度に指先で軽く抑えてあげましょう。
アイスプラントは南アフリカ原産の野菜の為、多湿を嫌う性質があります。用土の表面が乾いた時に葉に泥跳ねがかからないように株の回りに水やりをして下さい。
2週間に1回、収穫時期以降は2回、塩分1~2%の水を与えるとほんのり塩味のついた葉が収穫できます。生育初期は塩水を与えてもあまり効果が出ないので、収穫期までは水を与えるだけで十分です。
1~2%の塩分を含んだ水を作る時の目安は、水1ℓに対して大さじ1杯です。
アイスプラントは苗を植えてから2週間ほどすると写真のようにグングンと苗は成長を始めます。その頃が追肥のスタートです。
追肥を施すタイミングは苗を植えてから葉が伸び始める2週間後ぐらいです。
1株当たり化成肥料を3~5g程度株の回りにパラパラっと撒いて与えましょう。固形肥料の代わりに1週間に一度薄めた液肥を与えるのも効果的です。
植え付けてから日当たりのよい場所だと1か月もすれば収穫の最適期になります。株が直径50cm程度になったころが収穫のタイミング。
株ごと抜いてしまわずに大きくなったわき芽をちぎって収穫すれば、次々に新しいわき芽が出てくるので長い間収穫を楽しむことが出来ます。
アイスプラントは内側から新しい葉っぱが放射状に伸びていきます。葉を成長させ過ぎると食味が落ちてしまうので、収穫適期になったら次々と摘んで食べてしまいましょう。
生育が悪くなったと感じた時は、ぼかし肥または鶏糞を追肥。日中の温度が30℃を超えるようになると下葉が枯れてきます。花が咲いたら収穫適期は終わりです。
アイスプラントは寒さには強い野菜で‐5℃まで耐えることが出来ますが暑さには弱い野菜です。
生育適温は5℃~25℃なので、気温が30度を超えると下葉からどんどん枯れ始めるので夏場の温度管理は特に注意が必要です。
花が咲いたら人工的に受粉させることで種が出来ます。ただし花を咲かせると株の成長が悪くなり食味も落ちてしまいますので、食用と種を採取する用と分けるようにしましょう。
水やりの量を収穫直前に控えめすることでツブツブ(プラッダー細胞)がはっきりと現れてくれるのでよりアイスプラントらしくなります。水やりを控えることで日中は気孔を閉じるので収穫後の日持ちも良くなります。
冬は室内に置き5℃以下にならないようにすれば枯れることなく翌年も同じ株で収穫できます。ただし花を咲かせてしまうと枯れてしまいますので、冬越しさせるときは花芽を必ず摘み取る必要があります。