エシャロットは夏が植え付け時期です。日当たりと水はけの良い場所に、7~8cmの間隔をあけて鱗茎が半分程度が隠れる深さに種球を植えます。発芽後の作業はまし土・水やり・追肥・土寄せなどです。約7か月で収穫できます。
植え付けから水やりや追肥・収穫の方法など、エシャロット栽培の管理方法を画像を交えて分かりやすく解説します。失敗なしで立派なエシャロットを育てましょう。
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栽培難易度★★☆☆☆
エシャロットは病害や害虫に強く手間があまりかからないので初心者向けの野菜です。プランター栽培にもおすすめです。
エシャレットはユリ科の野菜で、らっきょうを若取りしたもののことで、見た目はもちろん、らっきょうそのものです。
若取りして生食するので、らっきょうと区別するためにエシャロットと呼ばれています。
連作はできない野菜なので、プランターで続けて植えるときは用土を新しく取り替えましょう。露地では植え付け場所を変えるなどすれば大丈夫です。
エシャロットはエシャレットとも呼ばれますが、呼び方が違うだけで同じ品種です。本来のエシャロットはヨーロッパ原産の玉ねぎから分化したもので、現在はラッキョウ系の品種がエシャロットして栽培されています。
エシャロットはニンニクとラッキョウの中間のような、独特の香りがします。
エシャレットに含まれる栄養はビタミンCやアリシン、カリウムなど。血液サラサラになり、動脈硬化や血栓防止、疲労回復などに良いとされています。
エシャロットは夏に植える野菜です。植え付けは8月~9月です。種球の植え付けから収穫までは約7か月かかります。
エシャロットは種からではなく苗または種球(鱗茎)から栽培する野菜です。1年草なので毎年新しい新球を植えて育てましょう。
大粒の新球を選ぶようにすれば大きなものが収穫できます。
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エシャロットを育てるときのプランターサイズは小型(20㎝~40㎝)または、標準タイプ(60㎝~65㎝)を利用します。
エシャレットはまし土を数回行いますので、浅型のプランターでは栽培出来ません。
エシャロットの栽培に適した用土は市販の培養土を利用するのが簡単です。
自分で作る時は赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1それに石灰を用土10ℓ当たり10~20gと化成肥料を用土10ℓ当たり10~20g混ぜ合わせた物を使います。
植え付け前の準備として、市販のプランターにウォータースペースと覆土分のスペースを残して、7分目までくらいまで培養土を入れましょう。
種球(鱗茎)の植え付け時期と植え付け方について詳しくご紹介します。
エシャロットは日光に当たると緑化するため、軟白部分にまし土をして柔らかい茎葉を収穫しましょう。
エシャロット栽培で一番重要なのが「まし土」です。エシャレットで食べる部分は球の部分と茎の基部ですが、まし土を定期的に行ってわざと軟白させると食べる部分が多くなります。
追肥後から収穫まで数回ほどまし土を行い鱗茎と茎の基部に太陽光が当たらないようにまし土を施しましょう。
エシャロットは表面の土が乾いたタイミングで水をたっぷりあげてください。やりすぎはいけませんが、乾燥しすぎもいけません。
エシャロットは用土の表面が乾いたタイミングで水やりをします。根を浅く張るため、極度の乾燥に注意しましょう。
エシャロットの水やりは回数を増やさずに1回の水やりでたっぷりと与えるようにします。
エシャロットは多湿を嫌うので、プランター栽培では水はけの良い用土を利用します。
とくに植え付けから発芽するまでの間の水はけが悪いと、種球(鱗茎)が腐ってしまう原因になります。
エシャロットの追肥は収穫までに2回ほど施します。栽培期間が長いため、タイミングよく追肥(肥料)を与えるのがポイントになります。
エシャロットの追肥は、発芽が揃った頃にに1回目の追肥を施し、草丈が10cmを超えた頃(10月中旬)に2回目の追肥を施しましょう。
追肥の量は1回目も2回目も同量です。
プランター栽培では、化成肥料約10gを用土の表面全体にパラパラとまいて表面の用土と軽く混ぜ合わせておきます。
露地栽培では20~30g/1㎡が目安の量です。列の間に肥料を施しましょう。
エシャロットは葉が枯れる前に収穫するのが柔らかく美味しい鱗茎にするポイントです。適期を逃すと風味も食味も悪くなってしまうので注意しましょう。
エシャロットは秋に新球を植えておくと、翌年の3月下旬~4月中旬頃に収穫の最適適期を迎えます。
エシャロットは収穫適期を逃さないことがポイントです。
エシャレットを収穫するときは必要な量を移植ごてなどで掘り返し葉を掴んで引き抜くように収穫します。掘り返した部分には新しい用土を足しておくようにしましょう。
エシャロットは葉が青く柔らかいうちに収穫すると柔らかい鱗茎を楽しめますが、葉が枯れてからだと可食部分の鱗茎が固くなってしまいます。
エシャレットは味噌やモロミなどを付けて生食が多いと思いますが、収穫適期を逃すと風味と食味が落ちてしまいます。
収穫の1~2か月前から十分に土寄せしておきましょう。
収穫の直前に土寄せを施しても意味がありません。エシャレットの土寄せは収穫までに4回ほど成長に合わせて行います。
芽が出ている種球(鱗茎)を植える時は、芽を用土の中に埋めてしまわないようにしましょう。
芽を埋めてしまうと太陽の光が当たらずに発芽しなかったり、そのまま芽が枯れてしまったり、その後の成長が悪くなったりします。
エシャレットは放っておいても育つほどかなり丈夫な野菜ですが、軟腐病、さび病、白色疫病にかかる事が稀にあります。病害を発見したら早いうちに治療をすれば問題ありません。
エシャレットは高温多湿を嫌う性質があります。根は比較的浅いところに張りますが、用土の水はけが悪いと芽が出始めるまでの種球(鱗茎)が腐ってしまうことがあります。
水やりは多めでもいいのですが、水はけの良い用土で育てましょう。
エシャレットは秋から冬にかけて栽培するので害虫に被害に遭いにくい野菜です。
ただし、春先の気温が上がる頃に、ネダニ、アザミウマ、アブラムシ、ネギハモグリバエが発生することがあります。
収穫前なのであまり大きな被害にはなりませんが、見つけ次第、駆除しておきましょう。
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