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ニンジンが発芽しない

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ニンジンの種が発芽しない主な原因は「種まき適温から外れている」「種をまく深さ」「用土が合っていない」「多湿や多乾燥」「種の休眠状態」「種の寿命」など、種まき方法とその後の管理によるものです。

ニンジンが発芽しない


ニンジンの種が発芽しない原因と対策

ニンジンは発芽が7割と言われるほど発芽しないことが多い野菜です。二ンジンが発芽しない原因と対策を野菜栽培士が分かりやすく解説します。

  1. 種が発芽しない原因
  2. 種が発芽しないときの対処法
  3. 発芽率を上げるコツ

ニンジンの種が発芽しない原因

ニンジンの発芽率を上げるには?ニンジンの芽が出ない時の対処法は?

ニンジンの種が発芽しない原因と対策


発芽しない原因その1

種まきの時期が間違っている

ニンジンの種まきは春と秋で、気温が15~20℃の範囲が発芽と生育に適した温度です。10℃前後で14日、5℃以下で30日以上かかります。

種をまく時期の気温が適正でも発芽してから収穫までの気温が低すぎたり高すぎると発芽しないことがあります。

温度の適応性は強いのですが、気温が7℃を下回るときや25℃を超えるときは発芽率が悪くなります。種は35℃を超えると発芽しません。

発芽しない原因その2

用土が極度に乾燥している

ニンジンが発芽しないのは種の吸水力が他の野菜に比べて低いことが原因です。ニンジンは覆土を薄くするため、種が乾燥気味になります。発芽するまでは用土が乾燥する前にこまめに水やりをしましょう。

種まいてから水やりしたら極度の乾燥状態は厳禁です。乾燥が続くと種が死んでしまいます。もみ殻などで乾燥防止をする方法がおすすめです。

ニンジンの種が発芽しない


ニンジンの種が発芽するための土壌水分量は30~60%とされています。

発芽しない原因その3

休眠期間が終わっていない

ニンジンは採取してから2~3か月の休眠期間が必要です。これは果皮に休眠物質(発芽抑制物質)があるため。

春に種取りをした種を夏まきに使っても、休眠期間中のためまいてもほとんどが発芽しません。

ニンジンの芽が出ない原因


発芽しない原因その4

土を被せすぎている

ニンジンは好光性種子といって発芽に光が必要です。種の上に用土を被せすぎたり、種を深くまき過ぎたりしていませんか。

ニンジンは深まきすると、種が腐ったり通気性が悪くなり酸素不足で種が死んでしまいます。種をまく深さは5㎜以下が目安です。

粒度の粗い用土を被せると厚みが出るので、篩(フルイ)などを使って細かな用土を被せるようにしましょう。

種が発芽しない原因その5

休眠打破をできていない

ニンジンの種には休眠期間(約60日)という発芽しない期間があります。春に採った種を夏まきに使うときは、冷蔵庫の5℃以下で5日~14日間低温に当て、休眠打破してから種をまくと発芽が揃いやすくなります。

ニンジンが発芽しない


種が発芽しない原因その6

土壌酸度が適正でない

ニンジンに適した土壌酸度になっていますか。

酸性やアルカリ性に偏った土壌に弱いので、pHが6.0未満であったり7.0を超えると発芽率が悪くなります。発芽しても萎れるときも同様です。

土壌のpHが6.0~6.5の範囲になっているかを確認してから種をまきましょう。

種が発芽しない原因その7

温度(気温)が適正でない

ニンジンは発芽できる温度でないとうまく種が発芽しません。発芽適温内になるよう温度管理をしっかりと行いましょう。

春まきの場合は保温して温度を上げる工夫、夏まきでは温度を下げる工夫が必要です。

気温が低い時期はビニルハウスやトンネル掛けで保温を行う、気温が高い時期は反日蔭で発芽させたり、育苗箱を高床にして風通しをよくしたりすると温度を下げることができます。

種が発芽しない原因その8

古い用土を使っている

ニンジンは種まきに適した用土に種をまくことが大切です。痩せた土地(何度も繰り返して使っている用土)での種まきは上手く発芽しない原因になります。

用土は繰り返して使っているとダマができたり、固く締まって密度が高くなり、通気性や通水性が悪いだけでなく根が張りにくい状態になってしまいます。

プランター栽培では用土を定期的に新しくする、露地栽培では土作りを丁寧に行うなどしましょう。


種が発芽しないときの対策

ニンジンの種は発芽率が低め。要点をまとめると、「水の量」「温度の管理」「日照量の管理」です。

発芽までは水やりをこまめに行い、適正内の気温になるよう日当たりを調整することが上手に発芽させるポイントです。

芽出しまき

少し手間が掛かりますが「芽出しまき」という種まきの方法があります。

ニンジンの種が発芽しない原因は?


芽出しまきのやり方

ニンジンは種皮が固く発芽率が悪いので、種をまく前に水に浸けて芽出しすると発芽率が上がります。

1.夕方にコップやトレーなどに種を入れて水を張っておき、常温で一昼夜おいておきます。

2.種を取り出して反日蔭で2~3時間ほど乾燥させます。

3.昼頃に湿らせたガーゼや綿の上に種を置きます。冷蔵庫の野菜室で低温に当てます。

1~3を2~3回繰り返すと芽が出てきます。根の長さが1~2mmになったら種をまきましょう。

ニンジンの発芽率が悪い


種を乾燥させない

ニンジンは種をまいた後に乾燥状態が続くと種が死んでしまいます。発芽するまではこまめに水やりをしましょう。

日中が留守がちでこまめな水やりが出来ないときは、濡れた不織布や新聞紙・キッチンペーパーなどをかけておく方法もおすすめです。

発芽しやすいペレット種子を利用する

ニンジンの種は小さく乾燥に弱いので、種がコーティングされている「ペレット種子」が発芽率が高く初心者におすすめ。

ニンジンの発芽率を上げる(ペレット種子)


ペレット種子は粘土などで被覆してある種のことです。

ペレット種子の場合は発芽が揃いやすく点まきが可能です。点まきをする場合は、一か所あたり種を3から4粒ほどまきましょう。

ペレット種子は裸種子と比べて深めにまく方が発芽率が良く、適度な水分環境では約1㎝、乾燥気味の環境では約1.5㎝覆土しておきます。

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