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ミズナが発芽しない

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ミズナの種が発芽しない主な原因は「種まき適温から外れている」「種をまく深さ」「用土が合っていない」「多湿や多乾燥」「種の休眠状態」「種の寿命」など、種まき方法とその後の管理によるものです。

ミズナが発芽しない


ミズナが発芽しない原因と対策

ミズナが発芽しない原因と対策を野菜栽培士が分かりやすく解説します。ミズナの発芽率を上げるには?ミズナの芽が出ない時の対処法は?

  1. ミズナが発芽しない原因
  2. 種が発芽しないときの対策
  3. 発芽率を上げるコツ
  4. 芽出しまき

ミズナが発芽しない原因

ミズナの種は環境が整っていると2~3日で発芽が始まります。ミズナが発芽しない(芽が出ない)原因と対処方法を解説します。

ミズナが発芽しない原因と対策


発芽しない原因その1

種まき時期が間違っていると芽が出ない

ミズナの種まき時期は春と秋が適していますが、夏の高温期と冬の極寒期は発芽が揃いにくい時期です。

ミズナは真夏(7月下旬~9月上旬)と真冬(12月~2月)を除いて種まきをすることで、種が発芽しないという失敗が少なくなります。

発芽しない原因その2

用土が極度に乾燥していると芽が出ない

ミズナは種をまいてから発芽までに用土を極度に乾燥させると発芽しない確率が高まります。種まきから発芽までの期間は、水切れを起こさないようにしましょう。

雨が少ない時期(初春と晩秋)の種まきでは、乾燥が続いて極度の水不足になることがあります。乾燥状態が続くと種がだめになってしまいます。

ミズナが発芽しない原因


発芽しない原因その3

土を被せすぎると芽が出ない

種に用土を被せすぎたり、種を深まきしたりしていませんか。ミズナは好光性種子といって発芽には光が必要です。

また種を深くまきすぎると、通気性が悪くなり酸素不足で種が発芽しない原因になります。種をまく深さは種の直径の2倍までが目安です。

種まき深さが一定でないと発芽は揃いにくくなるので、瓶の底などを押し当てて埋め穴を均一にする方法がおすすめです。

ミズナの芽が出ない原因


種が発芽しない原因その4

土壌酸度が適正でないと芽が出ない

ミズナに適した土壌酸度になっていますか。

ミズナは土壌への適応性は高い野菜ですが、それでも酸性やアルカリ性に偏り過ぎていると栽培には適しません。

土壌酸度がpHが6.0未満であったり6.5を大幅に超えてしまうと発芽率は悪くなります。発芽しても萎れるときも土壌酸度が合っていない可能性があります。

プランターなど古い用土を繰り返し使っていると酸性に傾いていきます。土壌のpH(酸度)が6.0~6.5の範囲になっているかを種まき前に確認しておきましょう。

ミズナが発芽しない


種が発芽しない原因その5

適正な温度(気温)になっていないと芽が出ない

気温が15~25℃の範囲が発芽に適した温度です。

種をまく時期の気温が適正でも発芽してから収穫までの気温が低すぎたり高すぎたりすると発芽は揃いません。

ミズナの生育に適した温度は15~20℃です。初夏や晩秋に種をまくと失敗しやすいので注意しましょう。

低温には強いので発芽は遅れてもそのうち芽は出ますが、気温が30℃を超えると発芽率が一気に下がります。

種が発芽しない原因その6

古い用土を使っている

ミズナは種まきに適した用土に種をまくことが大切です。痩せた土地(何度も繰り返して使っている用土)での種まきは上手く発芽しない原因になります。

用土は繰り返して使っているとダマができたり、固く締まって密度が高くなり、通気性や通水性が悪いだけでなく根が張りにくい状態になってしまいます。

プランター栽培では用土を定期的に新しくする、露地栽培では土作りを丁寧に行うなどしましょう。


種が発芽しないときの対策

ミズナの種は発芽しない原因は、「水の管理」「温度の管理」「日照量の管理」です。

発芽までは水やりをこまめに行い、適正内の気温になるよう日当たりを調整することが上手に発芽させるポイントです。

ミズナの種が発芽しないときの対策


発芽率を上げる方法

種を乾燥させない

ミズナは発芽までの間に長く乾燥状態が続くと種がだめになってしまいます。発芽まで水やりを欠かさないことがうまく発芽させるコツです。

日中が留守がちでこまめに水やりが出来ないときは、発芽するまで濡れた不織布や新聞紙・キッチンペーパーなどをかけておく方法もおすすめです。

温度管理をする

ミズナは温度が高すぎても低すぎても種がうまく発芽しません。発芽適温内(20~25℃)になるよう温度管理をしっかりと行うことが上手く発芽させるコツです。

気温が低い時期はビニルハウスやトンネル掛けで保温対策をする、気温が高い時期は反日蔭で発芽させたり、育苗箱を高床にして風通しをよくしたり、涼しい環境で種をまくといった対策を行いましょう。


芽出しまき

多少の手間は必要になりますが「芽出しまき」という、より確実な種まき方法があります。芽出しまきとは種まき前に根を出してからまく方法のことです。

ミズナの芽出しまき


芽出しまきのやり方

コップに水を張って種を入れて数十分ほど吸水させます。

湿らせたガーゼや綿の上に種を置き、太陽光が直接当たらない場所(反日蔭)に1~3日置いておくと根が出てきます。

ミズナは発芽に光が必要なので、冷蔵庫の中など暗い場所は発芽には不向きです。

根の長さが1~2mmになったら種をまきましょう。芽出しはうまく発芽しないときにおすすめの方法です。


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