ミニトマトが育たない主な原因は、栽培時期が間違っている・日当たりが悪い・気温が低い・株間が狭い・用土が古い・土壌酸度が合っていない・多湿気味・連作をしている・害虫の被害にあっている・病害に遭っているなどです。
ミニトマト栽培で起こりやすいトラブルや悩みを集めました。
ミニトマトが上手に育たない・苗が枯れてしまった・果実がならない・人工授粉は必要?・果実が曲がる、などなど...
このページでは、ミニトマトを育てている中で出てくる疑問や悩みを解決方法を解説しています。
ミニトマト栽培で起こりやすいトラブルや悩みを集めました。
ミニトマトが上手に育たない・苗が枯れてしまった・茎が折れた・実がならない・ミニトマトの人工授粉は必要?・トマトの実が割れる原因は?などなど...
ミニトマトを育てている上で出てくる疑問や悩みをここで一気に解決しましょう。
トマトの種類は大玉トマト・中玉トマト・ミニトマトがありますが、それぞれ育て方の違いは殆どありません。基本的な育て方はどれも同じです。
それぞれの育て方の違いは支柱の立て方です。大玉トマトは1本仕立て、中玉トマトとミニトマトは放任で育てるため、側枝を2本立て以上で育てるのが基本となります。
また、中玉トマトとミニトマトは果実調整は不要ですが、大玉トマトの場合は1果房あたり3~4個に調整すると、立派なトマトが実ります。
ミニトマトを植え付けたあと株が大きくならないことがありますが、その主な原因は気温が低いときに苗を植え付けてしまったことがあげられます。
ミニトマトの株を植え付ける時は第一花房が咲いていないものは植え付けないように注意しましょう。日当たりの良い場所で花が咲く大きさまでしっかりと育ててから定植します。
また、花がつく前に植えて低温の影響を受けると、茎葉ばかりが茂る実なりの悪い「つるボケ」の状態になる可能性があるので注意が必要です。
ミニトマトの葉が黄色くなる原因と対策を解説します。
ミニトマトは高温(20度以上)を好む野菜です。苗が小さい時期の朝晩の気温が低い時期(5月中旬頃まで)は生理障害(疫病など)によって茎葉が黄変することがあります。
苗が小さい時期に茎葉が黄変したときは、傷んだ茎葉を取り除いて、トンネル掛けやホットキャップで生育適温になるまで保温してやりましょう。
肥料に含まれる窒素分は疫病を助長するので症状が出たときは追肥を行わないようにします。株が成長するにつれて耐性力が上がり、生理障害にも遭いにくくなっていきます。
株全体の葉が黄色くなるときは肥料不足の可能性があります。ミニトマトは多肥性で肥料を多く必要とする野菜です。
生育中期以降は養分(肥料)が不足すると茎葉が黄色くなる症状が現れます。追肥を与えてしばらく様子をみましょう。
変色がひどいときは、遅効性の固形タイプではなく即効性の液体タイプの肥料を与えてみてください。
原因と対策を解説します。
ミニトマトの葉が縮れる・葉にモザイク模様が現れるなど様子がおかしいときは、ウイルス病の一種「モザイク病」の可能性があります。
葉に濃淡のモザイク模様が出る・葉が縮れる・葉が縮む・葉がゆがむ・葉が細い・葉が萎縮するといった症状が特徴です。
ウイルス病はアブラムシやカメムシなど吸汁する害虫によって伝染する病害です。これらの害虫を見つけたら必ず駆除しましょう。
苗が小さいときはビニルシートなどで囲んだり、シルバーや白色のポリマルチを張ったりすると飛来防止になります。
トマトの実は雨に当たると裂果といって実が割れてしまいます。
ミニトマトをビニルハウスなどで雨よけ栽培しているのを見かけますが、そのメリットは「実が割れるのを防ぐ」ほか、「病害の予防」「劣化の予防」「糖度を上げる」です。
トマトの原産地は雨が少なく気温が高い南米のアンデス高地地方です。湿度が高い日本はあまりトマト向きの気候ではありません。雨除け栽培をすることで原産地の気候に近い状態を作るのがその目的となります。
トマトの実は雨に当たると裂果といって実が割れてしまいますし、水分量を調整する(減らす)ことで果実の糖度を上げることも可能になります。
トマトの実の数が少ない時や収穫期間が短いときの主な原因は元肥の不足です。
長期収穫をしたいなら元肥をしっかりと与えてやることが大切です。元肥は完熟牛糞堆肥などを通常の倍ほど仕込むと収穫期間が長くなるので試してみて下さい。
また追肥もしっかりと行いましょう。トマトの追肥は2週間に1回(1株あたり30g)、元肥が切れる7月末頃から定期的に与えてやると、ミニトマトは10月末頃まで、大中型トマトは9月上旬頃まで収穫を楽しめるでしょう。
摘葉や収穫時にミニトマトの枝や茎を折ってしまうことがあるかもしれませんが、ミニトマトはとても生命力の強い野菜で上手くやれば再生が可能です。
茎が折れてしまっても元の茎に1/3以上繋がっていれば、折れた部分をビニルテープなどで巻いておくと回復する可能性があります。
万が一枝が完全に折れてしまっても、折れた枝を土中にさして水をたっぷり与え続けると、枝から根が生えて新しい株を育てられます。
ミニトマトの地際付近の茎から白色の小さな根のようなものが生えることがありますが、これは「不定根」と言うものです。
不定根は元の根が養分や水分を吸収しにくくなっている時に起こる現象で病害ではありません。不定根が現れた時は土壌の改善が必要なサイン。水やりと追肥を見直しましょう。
ミニトマトの実が黒ずんでいるのは尻腐れという生理障害が起きている状態です。
尻腐れ症は病害ではなく土中のカルシウム不足が原因です。
土づくりの段階で石灰で中和が足りない時や土壌が乾燥してカルシウムが根から吸収出来ていない時に症状が出やすくなります。
応急処置としてカルシウムを豊富に含む液体肥料を葉に散布することで症状が改善することがあります。
脇芽を放っておくと花が咲いて実もなりますが、小さな実しか育ちません。
ミニトマトはわき目掻きを怠ると脇芽が伸びて枝がグチャグチャに込み合ってしまいます。
基本的にトマトは枝を増やし過ぎると実なりが悪くなるため主枝は1本だけにするのがベストですが、2本以上になってしまった時は追肥を1.5~2倍に増やして肥料不足にならないようにしましょう。
先ほど紹介した連続摘芯栽培法で育てる時は、第二花房の着果を確認したら伸ばした腋芽の第一花房直下の茎を指でつぶして曲げて支柱に括りつけましょう。
実はミニトマトの茎の外側には炭水化物を根に送る師管が通っています。その師管を潰すことによって、葉で作られた炭水化物が根に行かず果実のみに送られるようになり、実がとても甘くなるのです。
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