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カボチャの育て方

カボチャの栽培方法と育て方のコツ

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カボチャの育て方を野菜栽培士が分かりやすくレクチャー!カボチャのプランターと露地のどちらの栽培方法も詳しくご紹介しています。

カボチャの育て方


カボチャの、土作り、カボチャの種まき、間引き、植え付ける時期、支柱立て、追肥、水やり、病気の対策と害虫の対策、収穫の時期についてご紹介します。

プランターや露地栽培で失敗なしで上手にカボチャを育てましょう。


Contents Menu

  1. カボチャの育て方
  2. カボチャの植え付け時期
  3. カボチャ栽培のコツとポイント
  4. プランター栽培
  5. 土作り
  6. 種まき
  7. 苗の植え付け
  8. 整枝のやり方
  9. 支柱の立て方
  10. 人工授粉のやり方
  11. 水やりの頻度と与える量
  12. 追肥の時期と与える量
  13. 収穫時期と収穫方法
  14. 病気対策
  15. 害虫対策

カボチャをプランターや露地栽培で育てましょう!

カボチャの栽培方法と育て方のコツ


カボチャ栽培 難易度 ★★☆☆☆

カボチャは病気に強く連作も可能で初心者向けの野菜です。栽培の手間がかからず、長期保存も可能なことから家庭菜園でも人気です。

苗からはもちろん、種からでも簡単に育てる事ができます。春になるとホームセンターや園芸店ですぐに植え付けできる大きさの苗が販売されているので誰でも手軽に入手できます。

カボチャは栄養が高く、カロチン(ビタミンA)をはじめ、ビタミンB群・ビタミンC、食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれます。


カボチャの栽培時期


カボチャは春に植える野菜です。カボチャの種まき時期は3月中旬~4月で、苗の植え付け時期は4月上旬~6月です。

収穫まで種まきから約3.5か月ほどで、収穫適期は6月中旬~9月下旬頃になります。

カボチャの栽培カレンダー



カボチャの栽培データ

科目 ウリ科
連作障害 少ない(1~2年)
土壌酸度 pH6.0~6.5
栽培スペース 畝幅1m×1m
発芽適温 25~28℃
生育適温 20~30℃
種まき時期 4月~5月
発芽日数 種まきから4~7日
苗植え付け時期 5月~6月
収穫時期 種まきから約3か月



カボチャ栽培のコツとポイント


  • 生育適温は20~25℃です。10 ℃以下になると生育が悪くなり霜にあたると枯れてしまいます。
  • カボチャは連作ができます。
  • 肥料は窒素分が多いものだと、葉や茎ばかりが多くなる(つるボケする)ので注意しましょう。
  • 1番果を確実に実らせてつるボケを防ぐと多収穫が望めます。
  • 果実の色むらを予防するため、全体に日光が当たるように定期的に果実を転がしてやりましょう。
  • 昆虫の飛来が少ない場所でカボチャを栽培している場合は、人工授粉をして実を付けてやりましょう。


カボチャのプランターサイズ

カボチャ栽培のプランターサイズは標準タイプ(60㎝程度)以上のものがおすすめです。カボチャ栽培のプランターサイズ
果実が大型になるカボチャは、1株ごとに1つのプランター(植木鉢)を利用するとよいでしょう。

1つの鉢に苗をたくさん植えると根や茎葉が干渉してしまって収穫量が減ってしまいます。

カボチャの土作り

カボチャの土作り
カボチャの栽培用土は市販の培養土を利用するのが簡単です。

用土を自分で配合する場合は、赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1を混ぜたものを使いましょう。

土を混ぜたら酸度調整も忘れずに。カボチャに適したpHは6.0~6.5の間です。用土には化成肥料を用土10ℓ当たり10gを混ぜ合わせます。(堆肥でもOK)

植え付けの2週間前には酸度調整を済ませて、1週間前には元肥を入れておきましょう。(土作りをしてすぐに植えると根を炒めてしまうことがあります。)
カボチャの土作り
プランターに用土を入れるときは、ウォータースペース(水が溜まるスペース)を作るため、鉢の8分目程度(淵から2~3㎝)にします。

水やりのときに水や泥があふれるのを予防することができます。

プランターへの用土の入れ方

プランターへの土の入れ方


プランター栽培で一番大切な作業は土入れです。一度に全ての土を入れずに空気と水がうまく通るように多層構造を目指しましょう。

プランター全体に水分と空気が行き渡り、野菜が元気に育つ環境を作れるかがポイントです。



カボチャの種まき

カボチャは種からでも簡単に育てられます。気温が高くなったら直まき。気温が低い時期はポットで苗を育てて移植する方法がおすすめ。

カボチャの種のまき方


カボチャを種から育てる

カボチャの種まきで注意するのは温度の管理です。

発芽には20℃以上の温度が必要ですが、3月はまだまだ気温が低いので日当たりのよい風の当たらない場所や、ビニルハウスなどで保温しながら発芽させましょう。

種をまく時期

カボチャの種をまく時期は、直まきは4月中旬以降の日中の気温が20℃を超えるようになってから。ポットまきは3月中旬以降です。

発芽適温

カボチャの発芽適温は22~25℃です。カボチャの種を直まきするときは温度管理が難しいため、時期外れにまいてもうまく発芽しません。発芽には20℃以上あるのが理想です。

カボチャの種が発芽しない原因


種のまき方

種のまき方ですが、種のへそ(尖った方)を下向きにして1か所あたり2~3粒まき、10~15mmほど土を被せます。

種を埋める深さは種の大きさの2~3倍が目安です。カボチャは嫌光性種子といって太陽光が強いと発芽しにくい種ですが、深くまきすぎても発芽不良の原因になります。

気温が低い時期は、トンネル掛けやプラスチック製のドームキャップなどを被せて保温しておくと発芽が早まります。

カボチャの発芽日数

発芽適温(25℃~28℃)を満たしていれば、通常なら3~5日で発芽します。気温が25℃前後で約4日、20℃前後で約5日、15℃前後で約6日が発芽日数の目安です。

気温が低すぎたり高すぎたりすると、種が発芽せずに死んでしまうことがあります。

水やりを開始してから1週間以上たっても芽が出ないときは、種をまき直します。

種をまいた後にすること

種をまいた後は水をたっぷりと与えましょう。種まき後から発芽するまでの間は、土の表面が乾いていたらこまめに水やりを続けましょう。

カボチャは種を蒔いてから約1ヶ月ほどで、本葉3枚までに株が成長します。

カボチャの育苗管理


カボチャの間引き

カボチャは本葉が出たら、元気の良い苗を1本残して他の株をすべて間引きましょう。そのまま本葉が3~4枚になるまで育苗します。

発芽した苗が寒さに当たると枯れてしまうことがあるので注意しましょう。



カボチャの苗の植え付け

カボチャを種から育てるのが難しいと感じる方は、ホームセンターや園芸店で販売している苗から植え付けるのと失敗が少なくおすすめです。

カボチャの苗の植え付け


カボチャの苗を植える時期

カボチャは4月下旬以降が苗の植え付け適期です。6月上旬頃までなら苗を植え付けても収穫までに間に合います。

植え付け時の適温

日中の気温が20℃を超えるようになったら。カボチャの生育適温は20℃~30℃です。

苗の植え付け方

カボチャの苗を植え付け方ですが、苗を植える場所に根鉢より一回り大きな穴を開けて、根鉢を壊さないように丁寧に植え付けます。


表面の根が少し見える程度(根鉢の表面と用土が同じ高さ)になるように根鉢を置き、植え付け後に株元に周辺の土を寄せて軽く手のひらで押さえておきます。

遅霜が発生する地域は霜の発生がなくなってから畑に植え付けるのがポイントです。霜に当たると苗が枯れてしまうので注意しましょう。

苗を植え付けるときのヒント

カボチャは日あたりがよく地温が高い場所で、かつ排水のよい環境で育てることが成功のポイントです。


カボチャの種が発芽しない原因は


春先で気温が低い時期に定植する(苗を植え付ける)ときは、約1週間前に黒色のマルチや敷き藁をかけて、地温を上げておくと苗の生育がよくなります。




カボチャの支柱立て

カボチャは地這えという地面を這わせて栽培する他に、支柱を立てて上へと伸ばす栽培の仕方もあります。

カボチャの支柱の立て方


支柱を立てる時期

カボチャの支柱を立てる時期は、苗を植え付けた直後からつるが伸び始めた直後です。

支柱の立て方

ミニカボチャや限られたスペースで栽培するときは支柱栽培がおすすめです。支柱を立てたあとネットを張り、つるを紐などで縛ってネットに誘引してやりましょう。

支柱立てのヒント

カボチャは地這え栽培と支柱栽培のどちらでも収穫量に大きな違いはありません。地這え栽培は場所をとるので、十分なスペースがないときは支柱栽培がおすすめです。

カボチャは果実が重くなるので、支柱は合掌式の支柱(上部をV字で繋ぐ支柱)や、あんどん型の支柱を立てましょう。



カボチャの整枝

カボチャは放任でもそれなりに実はなりますが、整枝という茎(つる)を整理する作業を行うと果実のつく数が増え、サイズが大きくなります。

カボチャの整枝の仕方


整枝のタイミング

整枝を行う時期は、親づるが伸びたとき、子づるが伸びたとき、孫づるが伸びたときです。

整枝のやり方

整枝の方法は品種によって異なります。大きくは3パターンです。

1つ目は「親づる(中心のつる)だけを伸ばす方法」、2つ目は「親づるを摘心して子づるを数本伸ばす方法」、3つ目は「親づるも子づるも放任で伸ばす方法」です。

西洋系のカボチャは親つるに実がよくなる品種が多く、日本カボチャは親づるより子づるに実がよくなります。

実がなるつるが親づるなのか、子づるなのか、孫づるなのかでどの整枝のやり方をするのかを決定しましょう。

親づるに実がなる品種の整枝

親づるに実がなる品種は親づる以外の子つるは本葉を2~3枚残してその先ですべて摘み取ってしまいましょう。

子つるに実がなる品種の整枝

は、親つるの株元から伸びる2~3本だけ残して実を着けさせます。親づるは5~7節目(本葉5~7枚目)あたりで摘み取り、後から伸びる子づるはすべて摘み取りましょう。

孫づるは本葉を2~3枚残して先端を摘み取ります。

孫つるに実がなる品種の整枝

は親づるを5~7節目(本葉5~7枚目)あたりで摘み取り、子つるを2~3本だけ残して孫づるは伸ばして実をつけさせます。あとから親づるから伸びる子づるはすべて摘み取りましょう。



カボチャの雑草対策

カボチャの地這え栽培


地這え(支柱を立てずに)でカボチャを育てるときは、蔓が伸びる先に敷き藁やマルチシートなどを敷いておくと雑草が生えるのを予防できます。



カボチャの人工授粉

カボチャは気温が低かったり昆虫などの飛来が少ない場所ではうまく授粉しないことがあります。

カボチャの人工授粉


カボチャは一番花を確実に授粉させて1番果をつけさせることが収量をあげるポイントになります。自然に授粉するようになるまでは人工授粉を行ってやるといいでしょう。

カボチャは同じ株同士ではなく別の株の雄花と雌花で受粉させると授粉はうまくいきます。

人工授粉の方法


カボチャには雄花と雌花があります。雌花は花弁(花びら)の下部がぷっくりと膨らんでいますが、雄花の下部は膨らんでいません。

ただし、1株しか育てていないときは同じ株同士の授粉でも問題ありません。

人工授粉のやり方

人工授粉のやり方ですが、雄花の花弁(花びら)を全て取り除き、花粉を雌花の柱頭にこすり付けるだけです。

柔らかい筆やほぐした綿棒の先に花粉をつけて雌花に授粉させる方法もあります。

カボチャの人工授粉やり方


人工授粉のヒント

開花日の朝9時頃までが花粉の量が最も多い時間帯です。風などで花粉が飛んでしまったあとでは、うまく結実しないことがあります。

受粉日を記入したラベルなどを果実に吊るしておくと、収穫までの日数管理 がしやすくなるのでおすすめです。



カボチャの玉直し

玉直しと言うのは果実が大きくなる途中で、カボチャの色や形を整えるために行う作業のことです。

カボチャの玉直し


カボチャの実が黄色く変色したり、色むらが出来るのは日光の当たり方に問題があります。

味や風味にはあまり影響はありませんが、気になる方は玉直しを行いましょう。

色むらの直し方

カボチャの果実が握りこぶしほどの大きくなったら、花弁が付いていた方を下に向け果実の下にプラスチックのトレーなどを敷いておくだけです。

収穫の1週間~10日前になったら果実のひっくり返して反対側にも日光が当たるようにしてやりましょう。

カボチャのプランター栽培では、プランターごと回して果実全体にバランスよく日光が当たるようにしてやります。



カボチャの水やり

カボチャは生長に合わせて水やりの量を変えましょう。正しく水やりを行うと健康な苗に育ち、立派な果実を実らせることができます。

カボチャの水やりタイミング


水やりのタイミングと与える量

カボチャの水やりの方法ですが、種まき後から発芽までの間と、苗を植え付けてから根づくまでの間は、水切れを起こさないようにこまめに水やりをしましょう。

苗が根付いてからは、用土の表面が乾いたタイミングで水やりをすればOKです。毎日与える必要はありません。(水分の与えすぎは病気の発生を助長してしまいます。)

水やりをする時間帯

水やりのベストな時間帯ですが、夏場の水やりは朝は気温が上がる前、夕方は夜間を避けて気温が下がり始める時間帯に行います。

とくに高温期(夏場)は、気温が上がり始める時間帯やその日の最高気温になる時間帯に水やりをすると、太陽光で葉や根が焼けてしまって株を痛める原因になってしまいます。



カボチャの追肥

カボチャの追肥のポイントは1番果が着果してすぐに追肥を施さないことです。追肥の時期は果実が大きくなり始めたときです。

カボチャの追肥のタイミング


カボチャの追肥時期

カボチャは、1番果の着果後に果実が子供の握りこぶし大程度の大きさになった頃に1回目の追肥を与えましょう。

2回目以降は2~3番果の着果後に与え、その後は2~3週間に1回のタイミングで与えます。

1回あたりに与える追肥の量

カボチャの追肥はカリ成分を多めに化成肥料20g~30g(一握り)ほどを、株元から離れた位置に施して表面の土と混ぜ合わせておきます。

露地栽培では畝の肩にまいて土と混ぜ合わせてから寄せておきます。

チッソ分の多い肥料だと茎葉ばかりが茂って(つるぼけして)実が大きくなりません。

カボチャの追肥の量は?


追肥のヒント

追肥の量と回数の調整方法ですが、葉の色が濃いときや茂りすぎているときは追肥をストップします。

カボチャの追肥は株の生育状態を見ながらタイミングよく与えましょう。



カボチャの収穫

カボチャは1株から5~6個の果実を収穫できます。収穫してすぐに食べるより追熟させた方が糖度が増して甘くなります。

カボチャの収穫のタイミング


カボチャの収穫適期

収穫まで日数の目安ですが、西洋カボチャは開花してから40日~50日、日本カボチャが約35日~40日が目安となります。

カボチャは受粉した日から日数を計算して収穫するのが簡単な管理方法です。

収穫適期を見た目で判断する

カボチャは「果こう」と呼ばれるつると実を繋いでいる「へた」の部分が白くひび割れてコルク状になったら収穫適期です。

果実の表面がつるっとして滑らかなものは未成熟で、皮の表面に深い溝があり、艶がなくなったものが熟している状態です。

カボチャの収穫時期


収穫の方法

収穫する時はハサミで果こう(へた)を切り取って収穫しましょう。熟したカボチャのへたは固いので、切るときに怪我をしないように注意しましょう。


収穫のヒント

カボチャを収穫したあとは、風がよく通る日の当たらない場所に置いて1週間ほど切り口を乾燥させます。

カボチャは収穫したあと、1~2か月ほど置いて追熟すると糖度が増して甘みが強くなります。常温でも3か月以上は保存ができます。




カボチャの病気対策

カボチャは強く丈夫な野菜ですが、多湿環境が続くとうどんこ病や疫病が発生します。


カボチャの病気対策


カボチャは多湿には弱いので、排水対策をしっかりと行うことが病気の発生を予防できます。

露地栽培では排水経路を確保して、プランター栽培では鉢底石を敷き詰めるなどして土壌の排水性を高めましょう。

とくに地這え栽培では多湿環境になりがちです。つるの生長にあわせて敷き藁を増やすことで、接地面の多湿環境を改善できます。

病気対策のヒント

カボチャの病気を予防するには、茎や葉が繁りすぎて風通しが悪くならないようにすること。周囲の雑草を取り除き風通しを良くすることも、病気発生の予防になります。



カボチャの害虫対策

カボチャに発生しやすい害虫はウリハムシ(ウリバエ)です。葉を食い荒らす害虫です。

カボチャの害虫対策


ウリハムシをはじめ、カボチャの害虫の防除には、こまめな雑草取りが有効です。

害虫対策は早期発見が大切です。虫食いによる食い跡がないかなど葉の状態をよく観察して、害虫の発生を確認したら早めに駆除しておきます。

害虫が大量に発生してしまった時は被害が拡大しないように薬剤の使用も検討しましょう。



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