キュウリの実をたくさん着けるには「摘心」という管理作業が欠かせません。キュウリの正しい摘心のやり方を野菜栽培士が詳しくレクチャーします。
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摘心とは、実が多くなるために行う「つる」の先端を摘み取る作業のことをいいます。
正しい摘心のやり方を知っていれば、実がたくさん弦だけを伸ばすことができ、収穫量を増やすことができます。
キュウリには、親づるに実が多くなる品種と子づるや孫づるに実が多くなる品種があります。
キュウリは大きく分けて、「節なり種」と「飛び節なり種」があり、親づるの節になる品種が節なり種で、子づるや孫づるの節になる品種を飛び節なり種といいます。
摘心の方法は品種によって変わります。
飛び節なり種は親づるを摘心して子づるや孫づるを伸ばして実をつけさせます。
節が6~7節(葉の数)になったら親づるの先端を摘心しましょう。
親づるを一定の高さで摘心することで、子づるが勢いよく伸びるようになります。
子づる孫づるを放任で伸ばし過ぎると、葉ばかりが茂って実付きが悪くなったり、風通しが悪くなって病害が発生したりするので注意しましょう。
節なり種は親づるだけを伸ばして育てることを基本とします。
親づるから伸びた子づるは、葉を2枚だけ残してつるの先端で摘心します。子づるから伸びる孫づるは全て摘み取りましょう。
節なり種の場合は親づるを摘み取ってはいけません。子づるや孫づるには実が付きにくいので、親づるを伸ばして収穫を続けましょう。
支柱の高さが足りなくなったら摘葉を行い、弦を下げながら収穫を続けましょう。節なり種の場合は「弦下ろし栽培」がおすすめです。
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