ナスにも育てやすい品種と育てにくい品種があります。ナスの品種を選ぶときのコツとポイントをお教えします。
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ナスの品種を選ぶときのコツは、食味だけでなく実成りが多く病害虫に強い品種を選ぶことです。収穫期間が長い品種を選ぶことも大切です。
ナスの品種は形から「丸ナス」「中長ナス」「長形ナス」「卵形ナス」の大きく4つに分類されます。
長ナスは果肉がち密でお漬物におすすめの品種で、丸形と卵形ナスは大型品種で煮物や焼き物料理におすすめの品種です。
現在市場に多く出回っているのは卵形ナスや中長ナスで、さまざまな料理に使えて便利です。
ナスにはどのような品種があってとのような特徴をしているのかをみていきましょう。
ナスの代表的な品種は「長ナス」「中長ナス」「水ナス」「小ナス」「丸ナス」があります。
長ナスは名前の通り見た目が長い品種です。肉質がち密できめが細かいのが特徴です。煮物や漬物におすすめ。長ナスの品種には「黒陽」「筑陽」「飛天長ナス」「黒王」「庄屋大長」「陸前長」「久留米大長ナス」などがあります。
長ナスは葉が大きく草勢も強く株が大きくなるため密植すると収穫量が減ってしまうので注意しましょう。
ナスの中でも生食に向いた品種です。浅漬けやサラダに。代表的な品種は「味ナス」「大黒田」「真仙中長」など。着果がよく形も揃いやすいおすすめの品種です。
草勢が強く樹勢がよいため長期間の収穫が楽しめます。プランター栽培にも最適な品種。
水ナスは関西地区を中心として昔から栽培されてきた品種です。果肉は名前の通り瑞々しく生食や漬物に向いています。水ナスは日持ちが悪いため市場にはあまり出回らない品種です。代表的な品種は「みず茄」「紫水」「美男」「泉州絹皮水ナス」など。
高知県や山形県で昔から作られてきた小型の品種です。分枝が多く着果数が多いためプランター栽培におすすめです。果皮が薄く果肉が閉まっているのが特徴。
代表的な品種は「羽黒一口丸」「ちび丸」「うす皮味丸」「民田」など。一口サイズの食べやすさからからし漬け・浅漬け・かす漬けにするといいでしょう。
ナス田楽などにおすすめの丸形をした品種です。肉厚がしっかりしていて煮崩れしにくいのが特徴。焼きナスにしてもおいしく食べることができます。代表的な品種は「賀茂丸ナス」「薩摩白丸ナス」
家庭菜園に向いている代表的な品種には、「千両2号」「式部」「庄屋大長」などがあります。家庭菜園では高温に強く不良果の少ない品種を選ぶと失敗が少なくなります。
プランター栽培では実付きがよくて収穫量が多い長期収穫が楽しめる品種を選ぶようにしましょう。
プランターは土壌中の栄養量が露地栽培に比べると少なく、株をたくさん植えると病害にかかりやすくなったり、お互いに栄養や水分を取り合ってしまい収穫量が減ったりするからです。
ナスの品種には通常の露地栽培の他、ハウス栽培でも育つ品種もあります。栽培スペースが限られる家庭菜園の場合は少ない株数で多収穫が望める品種を選ぶことも大事なポイントになります。
どの野菜にも共通して言えることですが、自分のレベルを超える難しい育てにくい品種を選んでしまうと後々要らぬ手間と苦労が発生してしまいます。
例えば週末のみにしか手間をかける時間が確保できない状況でナス栽培を行っている場合などです。
ナスを育てる時の大きなトラブルには「病害の発生」と「害虫被害」があります。毎日、苗を観察できれば早期発見が可能ですが、週末だけだと見逃してしまい被害が拡大しやすくなります。
そうならないためには「病害虫に強い接ぎ木苗」を選ぶようにしましょう。
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