ピーマンと一緒に植えると生育が良くなったり害虫を退避させたりする効果がある野菜をコンパニオンプランツといいます。
ピーマンと寄せ植え(混植)できる野菜には、マメ科のエダマメやラッカセイのほか、ユリ科のネギやニンニク、レタスなどキク科の野菜、しそ・パセリなどがあります。
ピーマンと一緒に植えると良く育つ相性の良い野菜(コンパニオンプランツ)の種類や、混植することで得られるメリットなどを詳しくご紹介します。
ピーマンと寄せ植えできる野菜を見つけて、限られたスペースを有効に活用しましょう。
ピーマン混植できるコンパニオンプランツをご紹介します。
ネギ科の野菜・エダマメ・ニンニク(相互に有益な効果)・バジル・シソ・パセリ(害虫を退避させる)・つるなしインゲン(生育が良くなる&害虫を退避させる)などです。
は、ローズマリー(有害で生長を止める)・トウガラシ(お互いに拒否する)・ジャガイモ(生長を抑制する)などです。
ピーマンと同じ場所に植えると良い野菜と混植の効果などを具体的に解説します。
ピーマンとニラとの相性は抜群で、ニラの根に繁殖する拮抗菌が萎凋病や青枯れ病などの土壌病害を防いでくれます。
ピーマンの苗を植えるときに同じ植穴にニラの苗をいれてお互いの根を絡ませるのがポイントです。
ピーマンとラッカセイなどマメ科の野菜の相性は抜群。ピーマンとの寄せ植えにはおすすめの野菜です。お互いの生育を高め合います。20cmほど離れた場所に混植しましょう。
ピーマンとマメ科の野菜を混植するときは、ピーマンの陰にならないよう苗の植え付ける場所を工夫するのがポイントです。日が当たる側に草丈の低い野菜を植え付けましょう。
ピーマンとパセリは相性が良い組み合わせの一つです。パセリの代わりにバジルでも応用できます。
パセリは夏場の強い光が苦手でピーマンの陰に植えると良く育ち、茎葉が円形に広がってナスのマルチ代わりになります。
パセリの香りが害虫(アブラムシやテントウムシダマシ)を退避させる効果もあります。
ピーマンとバジル・パセリ・チャイブとの相性も抜群に良いです。混植するとピーマンの果実が甘くなる効果があります。またハーブには害虫を退避させる効果もあります。
株と株を20cmほど離して混植させましょう。バジルとパセリは反日蔭で育てると香りが強くなり葉も柔らかくなります。ピーマンの陰になる位置に植え付けるのがポイントです。
ピーマンと混植できる野菜(同じ畑に一緒に植えられる野菜)の一覧です。
◎=相性抜群 〇=混植可 ×=相性が悪い
おすすめ度 | 野菜名 | 期待できる効果 |
◎ | マメ科の野菜 | 生育が良くなる |
害虫の退避効果 | ||
◎ | つるなしインゲン | 生育が良くなる |
◎ | ニラ | 生育が良くなる |
◎ | ラッカセイ | 土壌病害を抑制 |
生育が良くなる | ||
◎ | ナスタチウム | 害虫の退避効果 |
◎ | エダマメ | 生育が良くなる |
◎ | パセリ | 株元の保温効果 |
害虫の退避効果 | ||
◎ | バジル | 株元の保温効果 |
害虫の退避効果 | ||
〇 | ホウレンソウ | 株元の保温効果 |
〇 | レタス | 株元の保温効果 |
〇 | ニンニク | 青枯れ病を抑制 |
〇 | ネギ | 青枯れ病を抑制 |
× | トウガラシ | 生育が悪くなる |
× | ジャガイモ | 生育が悪くなる |
× | ハーブ類 | 生育が悪くなる |
× | トウモロコシ | 生育が悪くなる |
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ピーマンのコンパニオンプランツ(他の野菜と混植するとき)は、草丈が低い野菜かつ、栽培期間の短い「極早生]または「早生品種]を選択することがポイントです。
これらの品種(極早生または早生品種)は草丈が低く株間も狭く済むため、ピーマンの成長を阻害しません。
草丈が低い野菜が日よけになり、土壌温度の上昇を抑える効果を期待できます。
極早生または早生品種など短期間で収穫が終わる野菜は、ピーマンの収穫が終わる10月頃までに、何回も別の野菜を植えることができます。(同じ科の連作は不可)
ピーマンは一部のナス科との混植も可能です。
ピーマンを栽培したあとは、キャベツ・ブロッコリー・ネギを植えるといいでしょう。
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