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リーフレタスが育たない原因と対策

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「リーフレタスが育たない」「苗が大きくならない」「苗が小さい」「苗の生長が遅い」「葉が枯れる・萎れる」「葉の色が薄い」「花が咲いた」といった、失敗しやすいトラブル例と解決方法は?


リーフレタスが育たない

リーフレタス栽培で起こりやすいトラブルや悩みを集めました。

リーフレタスが上手に育たない・苗が枯れてしまった・苗が萎れてしまった・葉が黄色くなる・葉がボロボロになった、などなど...

このページでは、リーフレタスを育てている中で出てくる疑問や悩みを解決方法を解説しています。


リーフレタス栽培のトラブル例&失敗例

リーフレタスを育てる時に起こりやすい問題や疑問の解決方法を野菜栽培士が解説しています。


  1. リーフレタスが育たない原因
  2. リーフレタスが大きくならない原因
  3. リーフレタスの苗が枯れる原因
  4. リーフレタスが萎れる原因
  5. リーフレタスの葉が固い原因
  6. リーフレタスの葉がボロボロ
  7. リーフレタスに花が咲いたら


リーフレタスが育たない原因


リーフレタスは料理に欠かせない人気の野菜です。家庭菜園でもリーフレタスを育てている方は多いでしょう。リーフレタスは栽培方法や栽培管理を失敗すると、収穫までにさまざまなトラブルが発生します。

リーフレタスが育たない


育たない原因を見つけて対策しよう

リーフレタスがうまく育てられないときは必ずその原因があります。苗が大きくならない・育たないなら、その原因を見つけることがトラブルを解決する糸口になります。

大事なことはリーフレタスの特徴を知ることです。リーフレタスがどのような野菜でどのような環境を好むかなど特徴を知っておきましょう。

リーフレタスの特徴を知れば失敗を防げる

リーフレタスは土壌への適応性は高いのですが、気温や湿度に対しては適応性は低めです。高原野菜と言われ、冷涼な気候とやや乾燥した環境を好みます。

  • 日当たりがよく風通しのよい涼しい場所で育てることが失敗を防ぐポイントになります。
  • ・リーフレタスは酸性土壌を嫌います。有機物が豊富で水はけがよい用土で育てると失敗が少なくなります。


リーフレタスが大きくならない

リーフレタスの苗が大きくならない・生長しない原因を具体的にあげて解決方法を解説していきます。

リーフレタス成長が遅い


リーフレタスの苗が育たない・苗の成長が遅いときは以下の原因が考えられます。

リーフレタスが大きくならない原因

a.日当たりが悪いと大きくならない

日当たりの良い場所に苗を植え付けることが失敗を防ぐポイントです。日当たりが悪いと生育が遅くなるだけでなく害虫の発生と病害の原因にもなります。1日に最低でも3~4時間は太陽光を当てるようにしましょう。

b.気温が低い・高いと大きくならない

リーフレタスの生育適温は15~20℃です。種まき時期の気温だけでなく収穫時の気温も考えておくことが大切です。気温が低い時期は敷き藁やマルチングなどで地温を上げ、気温が高い時期は日よけをするなど対策しましょう。

c.土壌が悪いと大きくならない

リーフレタスは多湿を嫌いますが、保水性がありながらも通気性と通水性の良い土壌を好みます。乾き過ぎず湿り過ぎずを心がけましょう。また土壌酸度にも注意が必要です。PH6.0~6.5の範囲が適切な酸度です。

d.植え付け時期を間違うと大きくならない

春まきは3月~4月上旬まで、秋まきは8月下旬~10月下旬まで。リーフレタスは5℃以下・30℃以上では生育が悪くなり、苗が枯れる・萎れる原因になります。

e.多湿になると大きくならない

リーフレタスは多湿になると病害にかかりやすくなって枯れたり萎れたりの原因になります。種まきが遅れて収穫が梅雨にかかるときは長雨に注意しましょう。

雨の日が続くようなら雨除けしたり雨の当たらない風通しのよい場所に鉢を移動させたりなど、雨対策をして多湿環境にならないように注意して下さい。

f.株間が狭いと苗が大きくならない

茎葉を大きくするためには、株間をじゅうぶんに確保して苗を植え付けるのことが苗を大きくするポイントです。

苗を植え付ける間隔が狭いと、隣り合う株同士で養分や水分を取り合うことになります。

種から育てるときは葉と葉が触れ合ったら間引きを行って最終的には20~30cmほど間隔を空けましょう。春から夏は広め、秋から冬は寒害を防ぐためにやや狭めにします。

g.連作障害

リーフレタスは連作障害があります。同じ場所に植えると苗の生育が悪くなります。最低でも1~2年は間隔を空けるようにしましょう。


リーフレタスが枯れる

リーフレタスの苗が枯れる原因と対策について詳しく解説します。

リーフレタス枯れる・萎れる


リーフレタスが枯れる原因はいくつかありますが、代表的な原因は以下になります。当てはまっていないかをCheckしてみましょう。

リーフレタスが枯れる原因

a.病害に掛かっている

リーフレタスは「苗立枯れ病」「腐敗病」「根腐れ病」「斑点細菌病」などが発生します。

多くの病害は多湿による細菌が原因です。生育環境(日当たり・風通し・温度・水分量)の改善を行いましょう。

生育環境を改善しても病害が蔓延するときは薬剤による治療を行うことも検討してみましょう。

b.水やりが不足している

何日間も水やりをしていないと苗が枯れてしまいます。用土の表面が乾いたときが水やりのタイミングです。特にプランター栽培では水分が不足しやすいので注意しましょう。

リーフレタスはやや乾燥を好みますので、水やりが多すぎても多湿になり細菌が原因の病害にかかりやすくなります。回数を増やすのではなく1度にたっぷりと与えるのがポイントです。

リーフレタスが萎れる


リーフレタスが萎れる原因

a.肥料が少ない

リーフレタスが萎れるのは先ほどの枯れる原因に加えて、肥料不足があります。肥料が足りないと生育不良の原因になるので、少量を回数を多めに与えるようにしましょう。

b.肥料が多い

肥料は多すぎてもいけません。肥料が多すぎると根から水分が奪われてしまい萎れの原因になります。

c.霜にあたる

秋まき以降では霜にあたると葉が傷んでしまいます。トンネル掛けなどをして対策をしましょう。

d.凍害に遭う

厳寒期に零下まで気温が下がると茎葉が凍結して萎れてしまいます。気温が低い時期はトンネル掛けなどをして低温対策をしておきましょう。


リーフレタスの葉が固い

リーフレタス枯れる・萎れる


リーフレタスの葉が固くなる原因を詳しく解説します。

葉が固くなる原因

リーフレタスの葉が固くなるのは、植え付ける時期が遅すぎることが原因です。特に春まきでは夏の暑さにあうと葉が固くなります。

リーフレタスが冷涼な気候を好みます。7月には収穫が終わるように種をまきましょう。


リーフレタスの葉がボロボロ

リーフレタスの葉がボロボロに穴があいた


a.害虫の被害にあっている
リーフレタスには「アブラムシ類」「ヨトウムシ類」「タバコガ類」などの害虫が発生します。中でもヨトウムシは葉に穴をあける厄介な害虫です。幼苗期に被害にあうと葉がなくなるほど食害を受け苗が枯れてしまうことも。

リーフレタスは春や夏に種をまくため害虫の被害に遭いやすい野菜です。苗が小さいときに葉を食害されると根が大きくなりません。

リーフレタスに大きな食害を与えるのはヨトウムシで昼間は土中に潜んで夜間に活動する害虫です。害虫が見当たらないのに葉がボロボロになるときはヨトウムシかもしれません。

リーフレタスは種まきから約1か月間が葉が大きくなる期間です。この時期に大きな被害を出さないように、害虫を見つけたら駆除して、トンネル掛けなどで害虫の飛来を防ぎましょう。


リーフレタスに花が咲いた

リーフレタスに花が咲いた


晩秋から冬にかけて種をまいたリーフレタスは3月以降になるととう立ちして花が咲くことがあります。花が咲くと養分が奪われてしまうため根が大きくなりません。

リーフレタスは発芽直後から低温にあたると開花する習性があるため、秋まき以降は適切な時期にトンネル掛けをして保温し、春前に収穫を終えるように工夫しましょう。


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