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スティックセニョールの育て方

スティックセニョールの育て方と栽培のコツを野菜栽培士が画像を交えて詳しく解説します。失敗しないスティックセニョール栽培。

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スティックセニョールの作り方はプランターでも露地でも簡単。スティックセニョールの育て方のコツと栽培のポイントを覚えて立派なスティックセニョールを育てましょう!

種まき・水やり・追肥・収穫・病気対策・害虫対策などの栽培管理を丁寧にレクチャーします。


スティックセニョール栽培の流れ

  1. スティックセニョールの育て方は?失敗しないスティックセニョール栽培のコツ
  2. 栽培時期
  3. おすすめの品種
  4. スティックセニョールの育て方
  5. 栽培前の準備プランター栽培用土土作り畝作り
  6. 種まき
  7. 間引き
  8. 苗の植え付け
  9. 栽培管理支柱立て土寄せ摘心水やり追肥
  10. 収穫
  11. スティックセニョールの育て方まとめ
  12. 害虫対策
  13. 病気対策

スティックセニョールの育て方は?失敗しないスティックセニョール栽培のコツ

スティックセニョールの育て方と栽培のコツ


栽培難易度 ★★★☆☆

スティックセニョールはアブラナ科の野菜で「茎スティックセニョール」や「スティックスティックセニョール」などとも呼ばれ、中国野菜の「カイラン」と「スティックセニョール」から作られた品種。

茎がアスパラガスのように長く側花蕾が次々と発生するので栽培するのがとても楽しい葉野菜です。

春から夏まで種まきが可能で、収穫までは種まき後から60~90日。1株から15本前後の花蕾が収穫できます。

スティックセニョールの植え方・作り方


市販のポット苗からなら初心者でも育てられる菜園野菜。スティックセニョールの作り方はコツさえ分かれば簡単です!

花蕾がスティック状に伸びて花蕾だけでなく茎まで食べることができます。スティックセニョールと同様に茹でてサラダにしたり炒めものにしたり。

スティックセニョールの花蕾は耐暑性があり蕾の黄化が遅く日持ちするので、通常のスティックセニョールよりも保存性がよいのが特徴です。

スティックセニョールの食味は柔らかみがあってほのかに甘く、ビタミンCをはじめ、β-カロテン、カルシウムなどの栄養素が含まれています。

病気の予防や健康維持に良いと言われているファイトケミカルのひとつ「スルフォラファン」も豊富。最近注目度が上がっている野菜です。



スティックセニョール栽培のポイント

  • スティックセニョールはスティックセニョールに比べて耐暑性があり夏に収穫できる野菜です。
  • 土壌は保水性のある環境を好みますが、加湿に弱い面があります。
  • 根腐れをおこしやすいので、用土の表面が乾いた時に水やりをするようにしましょう。
  • スティックセニョールの発芽適温は10~15℃、生育適温は18~20℃です。
  • 花蕾がなりだしたら肥料切れを起こさない事が収穫量が増えるポイントです。
  • 春植えもできますが、害虫がよく発生するので初心者は夏から植える方が上手に育てられます。


スティックセニョールの栽培時期

スティックセニョールは春に植える野菜(2~3月)で、夏に植える野菜でもあり(7月~9月)が種まき時期です。年に2回の栽培が楽しめます。種まきから収穫まで約45~50日です。

スティックセニョール栽培カレンダー

スティックセニョール栽培カレンダー



おすすめの品種

春まきと秋まきは収穫までが早い早生種、夏まきは耐暑性のある品種が育てやすくおすすめです。

スティックセニョールの育てやすい品種


スティックセニョールの育てやすい品種には「グリーンボイス」「スティックセニョール」などがあります。

育苗はそれほど難しくないので、種から植えても上手に育ちますが、最近では苗が出回っているのでプランターなど収穫量を求めない時は、市販の苗から育てると良いでしょう。

ちなみにスティックセニョールは1株当たりで500~600g程度の花蕾を収穫できます

楽天市場でおすすめのスティックセニョールをCheckする

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スティックセニョールの育て方

スティックセニョールはプランター栽培と露地栽培が可能で、種からと苗からのどちらからでも栽培が始められます。ここからはスティックセニョールの育て方を解説します。

栽培前の準備

スティックセニョールの栽培を始める前にしておくことは、「道具と栽培用土の準備」栽培地の「土作り」「畝作り」などです。

カリフラワーに適したプランターサイズ


プランターサイズ

スティックセニョールはプランターや植木鉢でも栽培することができます。

スティックセニョールを栽培するときのプランターサイズは、大型タイプ(60cm以上)で深型のものがおすすめです。

大型で深型の植木鉢でも栽培できますが、1つのプランターに1株のみで育てましょう。

栽培用土の種類

スティックセニョール栽培で使う用土は市販の培養土を利用すると袋から開けてすぐに使えて便利です。葉野菜用で肥料入りの用土がおすすめです。

スティックセニョールの土作り


自分で用土を配合するときは、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1、それに石灰を用土10ℓ当たり10~20gと化学肥料を用土10ℓ当たり10~20gを混ぜ合わせた物を用意しましょう。

プランターに入れる用土の量


プランターに入れる用土の量は、ウォータースペースを残して、鉢の8分目程度(淵から3~4cm低め)にしておきます。

スティックセニョールは種まき(苗の植え付け)の約2週間前には土づくりを完了させておきましょう。

露地栽培の土作りと畝作り

畑(露地栽培)でスティックセニョールを育てるときは、植え付けの2週間前までに酸度調整を終わらせておきましょう。

スティックセニョールの土作り(露地栽培)


土作り

畑に植え付ける場合は、種植えの約2週間前に、石灰を150g/㎡・堆肥を3kg/㎡・化成肥料を(15:15:15)150g/㎡を畑に施して土作りを済ませておきます。

土壌酸度

スティックセニョール栽培に適した土壌酸度(pH値)は、6.0~6.5です。

苦土石灰をを入れて酸度調整をしておきましょう。pHを1.0上げるには石灰が1㎡あたり400g(60cmのプランターで約50g)が目安です。

植え付けの直前に石灰を入れると根を傷めてしまうので、最低でも約2週間前には酸度調整を完了させておきましょう。

畝作り

スティックセニョールに適した畝は、幅60~70cm、高さ5~10cmの平畝です。根を張りやすいようにしっかりと耕しておきましょう。



種まき

スティックセニョールの種まきは、直まきとポットまきができます。気温が低い時期と高い時期は、直まきよりもポットまきがおすすめです。

スティックセニョールの種まき


スティックセニョールを種から育てる

スティックセニョールは種からでも簡単に育てられます。低温期は保温して高温期は涼しい場所で発芽させるのがポイントです。

種まき時期

スティックセニョールの種まき適期は2~3月と7~8月です。

発芽適温

スティックセニョールの発芽適温は15~30℃です。

種まき時期が低温期と高温期にあたるので、保温したり温度を下げたりすると発芽が揃いやすくなります。(参考:スティックセニョールが発芽しない原因と対策

スティックセニョールの育苗期の生育適温は18~22℃、最低気温が10℃、最高気温が25℃を超えないように温度管理をしましょう。

発芽日数

スティックセニョールは種をまいてから3~5日で発芽が始まります。気温が低かったり高かったりすると発芽までの日数は前後します。


種のまき方

スティックセニョールの種のまき方ですが、ポットまきの場合は、3号程度の育苗ポットに用土を詰め、一か所あたり3~4粒約1cmの間隔を確保して種をまきます。

ポットの代わりに育苗箱(セルトレイ)を利用して鉢上げしてもOKです。セルトレイを使うときは1粒ずつ種をまきましょう。

種をまいた後は、パスライト(不織布)などを被せて、水分保持と温度の低下を防ぎましょう。


スティックセニョールの種まきのやり方


種に用土を被せる時は、ふるいなどを使って細かな土を5㎜程度被せるのがポイント。

用土を被せたあとは、軽く表面を手で押さえて用土と種を密着させてやりましょう。

スティックセニョールは発芽から20~25日で本葉が2~3枚になり、30~35日で本葉5~6枚に生長します。

種まきのコツとヒント

種まき後は用土の表面が乾いたらこまめに水やりをしましょう。
発芽後の水やりは少なめに。1日に1~2回(朝と昼過ぎ)で十分です。ポットの底から水が少し染み出る程度とし、夜間は乾燥気味の状態で育てるのがポイントです。

夏秋まきでは日差しが強いため、遮光率50%程度の資材で遮光して育てると生育が安定します。



間引き

間引きはタイミングよく行うのがポイントです。幼苗の時期は病害などに弱く、枯れたり萎れたりすることがあるからです。

スティックセニョールの間引き


間引きの時期(タイミング)

本葉が1~2枚になったときに元気な苗(双葉が残っていて葉が左右対称のもの)を2本だけ残して他の苗をすべて間引きます。

最後の間引きは3~4枚のときがタイミングです。元気な苗を1本だけ残して他の苗をすべて引き抜きましょう。


間引きのコツとポイント

発芽して約2週間ほど経ったら葉が黄化防止と節間が詰まった太くてがっちりした元気な苗に育てるために数回の追肥を行います。

追肥は即効性のある液肥がおすすめです。水やりを兼ねて1週間に1度のタイミングで与えましょう。



苗の植え付け

スティックセニョールを種から育てるのが難しいと感じたら、園芸店などで売られている苗から育ててみましょう。

スティックセニョールの苗の植え付け方


スティックセニョールを苗から育てる

スティックセニョールの苗は、植え付ける前にポットごと水に浸してから植え付けると根付きがよくなります。本葉が5~6枚の葉艶の良い苗を選んで、株間40~50cmで植え付けましょう。

植え付け時期

スティックセニョールの苗を植え付ける時期は、春は3月~4月で秋は9月~10月です。(地域によって前後します。)

株間

スティックセニョールの葉は大きく広がるので、プランターでは30cm以上、露地栽培では40cm以上株間を取って植え付けていきます。


苗を植える時間帯

苗の植え付けは、気温が低い季節は午前中、夏場の高温期は午後の涼しくなる時間帯に行いましょう。夏場の午前中植えは萎れの原因になります。

気温の低い時はマルチング栽培トンネル栽培で温度と地温の上げておくと植え付け後の生育がよくなります。

スティックセニョールの植え付け方


苗の植え方

プランターに入れる用土の量は根鉢の高さより少し低い位置までにしておきます。

根鉢を壊さないようにポットから苗を取り出して、用土の上に苗を置きましょう。

植え穴を掘る植え方もありますが、根鉢の底に隙間ができると根付くのに時間がかかります。

植え付けた後は用土と根鉢の間に隙間ができないように株元を手で軽く押さえてやりましょう。

苗の植え付けのコツとポイント

ポットを水に浸した場合は、苗を植え付けてから2日ほどは水やりを控えましょう。こうすることで水を求めて根を地中に深く張る力がつきます。

株間が狭く葉が込み合うと病気の発生を助長するので、日当たりの悪い場所で育てる時は特に注意しましょう。



栽培管理

支柱立て

スティックセニョールは浅植えにするので、仮支柱を立てて風などで苗がぐらつかないように対策しましょう。

スティックセニョールの支柱立て


茎と支柱を紐などで結ぶ時は、きつく縛ると紐が茎に食い込み成長が阻害されてしまうので、指1本分入る程度にゆるく結ぶのがポイントです。



土寄せ

苗の生育が盛んになって草丈が高くなると株が倒れやすくなります。株元に土を寄せて倒伏防止をしておきましょう。

また苗の根元が露出して太陽光が根に直接当たると、株の生育を弱める原因になります。

スティックセニョールの土寄せ(まし土)


土寄せの時期(タイミング)

間引きや追肥のタイミングで株周辺の用土の表面を軽く耕して株元に土を寄せておきましょう。プランターの場合は水やりで用土が減りやすいので、定期的に用土を足します。



摘心

スティックセニョールの収穫量を増やすのに欠かせないのが摘心という作業です。

スティックセニョールの摘心


摘心の時期(タイミング)

スティックセニョールの摘心のタイミングは、頂花蕾(主枝の頂点にできる花蕾)が2~3cmの大きさになったときです。

摘心のやり方

スティックセニョールの食べる部分は側枝の先になる花蕾の部分です。主枝の頂花蕾を摘み取ると側枝が次々と生えるようになります。

側枝を増やすために主枝の先にできる花蕾を先端から5cm位の位置で切り取ってしまいましょう。

スティックセニョールの摘心のやり方


花蕾を切り取るときは切り口を斜めにして水がたまらないようにします。

花蕾の切り取りは晴れの日の午前中に行いましょう。この理由は、切り口を太陽光に当てて乾燥させることで、病気の発生を防ぐことができるからです。



スティックセニョールの水やり

水やりの回数が多く多湿環境が続くと、根腐れ病など病気の原因となります。回数を増やすのではなく、1回の水やりの量を多めに与えるのがポイントです。

スティックセニョールの水やり


水やりの頻度

スティックセニョールの水やりの頻度と与える量ですが、種をまいて発芽するまでの間と苗を植え付けて根付くまでの間は、用土の表面が乾かない頻度で水やりをしましょう。

苗が根付いた後の水やりは、用土の表面が乾いたタイミングで行います。

水やりの時間帯

朝の水やりは、気温が上がり始める前と気温が下がり始めた頃に与えます。日中の気温が高いときに与えると、太陽光で根を傷めたり、水滴がレンズ代わりになって茎葉を傷めてしまいます。

水やりの頻度と与える量


1回あたりに与える水の量

プランター栽培の場合は、鉢底から水が染み出るまで与えましょう。露地栽培では1株につき1回あたり約1.0~1.5Lが目安です。

雨の日や曇りの日は病気の発生を助長するので水やりはしなくてもかまいません。

ただし、マンションのベランダや雨が当たらない場所で栽培していて雨が何日も続くときは、用土の表面が乾いてたら水やりをしましょう。そのときは、いつもより量を少なめにします。

水やりのコツとポイント

スティックセニョールは多湿を嫌う野菜なので水の与えすぎには注意が必要です。



スティックセニョールの追肥

スティックセニョールは多肥性の野菜です。追肥をタイミングよく適量与えることが多収穫のポイントです。

スティックセニョールの追肥


追肥の時期

スティックセニョールは苗を植え付けて約2週間経ったら追肥を開始します。

1回あたりの追肥の量

株元から少し離れた場所に化成肥料を1株あたり10~15g程度パラパラとまいて、表面の用土と軽く混ぜ合わせて株元に寄せておきます。

用土を深くまで掘ると根を傷めてしまうので注意しましょう。

1回あたりの追肥の量


茎スティックセニョールは収穫が長く続くので、収穫をした後には必ず追肥10g程度を与えておきます。

収穫後の肥料が足りないと、次に出る側枝や側花蕾が順調に育たなくなっていまいます。肥料切れにならないようにしましょう。



スティックセニョールの収穫

スティックセニョールは側枝の先になった花蕾を摘み取って収穫します。

スティックセニョールの収穫


収穫時期

スティックセニョールは種まきから70~80日、苗を植えてから50日~60日で収穫適期を迎えます。

見た目で収穫時期を判断する

側枝が20cm以上になり花蕾が10円玉大になった時が収穫のタイミングです。つぼみが開く前の固く締まったものが食べごろの花蕾です。

収穫方法

ハサミやナイフで茎を長めに(20cmほど)残して切り落としましょう。

スティックセニョールの収穫方法


茎をまっすぐに切ってしまうと切り口に水がたまり、腐って病気の発生につながります。写真のように切り口が太陽の方角を向くように斜めに切り落としましょう。

切り口が乾きやすいように、晴天の日の午前中のおすすめです。収穫した後の追肥を忘れないようにしましょう。



スティックセニョールの育て方まとめ

スティックセニョール・スティックスティックセニョール・茎スティックセニョールの育て方まとめ


スティックセニョールは中型のプランターでも十分に育てられます。

プランターに植えるなら2株まで、大型のプランターなら3株まで育てる事が可能です。大型の植木鉢に1株植える方が花蕾が大きくなります。

株間の寄せ過ぎは生育不良や収穫量が減る原因になるので注意しましょう。(もっと詳しく:スティックセニョールが育たない原因と対策

側花蕾(わき芽)を増やすために頂花蕾は早め(500円玉大になったら)に取り落とし、収穫後の追肥を忘れずに施しましょう。

病気対策

スティックセニョールに発生しやすい病気は、べと病・苗立ち枯れ病・軟腐病・黒腐病・根こぶ病などです。

スティックセニョールの病気対策


病気が発生するのは保水性が悪い・排水性が悪い・酸性土壌になっていることが主な原因です。

害虫の食害跡からの感染も多いので、早期の害虫駆除を心掛けて下さい。(参考:野菜の病気対策

害虫対策

スティックセニョールに良く発生する害虫はアオムシ(モンシロチョウの幼虫)・ヨトウムシ・コナガなど。

スティックセニョールの害虫対策


特にアオムシとヨトウムシは被害が拡大しやすい(下手すると全滅)ので、見つけ次第すぐに駆除しましょう。

モンシロチョウが飛んでいるのを確認したら、数日後に葉の裏側などを観察すると卵が見つかります。卵の時に一気にすり潰してしまえば駆除は比較的容易です。

気温が高い時期は害虫の被害に遭いやすいため、防虫ネットのトンネル掛けなどで対策しましょう。(参考:野菜の害虫対策

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