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ダイコンがうまく育たない原因と対策

ダイコンが育たない主な原因は、栽培時期が間違っている・日当たりが悪い・気温が高いまたは低い・用土が古い・耕うん不足・水不足や多湿・連作をしている・害虫や病害の被害に遭っている・収穫の遅れなどです。

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ダイコン栽培トラブル・疑問・悩みを解決!



キャベツが育たない

ダイコン栽培で起こりやすいトラブルや悩みを集めました。

ダイコンが育たない・苗の育ちが悪い、苗が枯れてしまった・根の表面が凸凹になった・根が割れた(二股になった)・葉が食べられた、根が曲がってしまった、などなど...

ダイコンを育てているときに起こりやすいトラブルや疑問・お悩みを解決します。

ダイコン栽培のトラブル例&失敗例

  1. ダイコンの種が発芽しない
  2. ダイコンの苗が育たない
  3. ダイコンの苗の成長が遅い
  4. 苗の状態からダイコンが育たない原因を調べる
  5. 苗が枯れた!萎れた!
  6. の表面が凸凹している
  7. 葉が害虫に食べられた
  8. 根がスカスカになった
  9. 春に花が咲いた
  10. 根が曲がる原因
  11. 根が二股に割れる

動画で解説「ダイコン栽培の裏技」

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ダイコンの苗が育たない原因

ダイコンの苗が育たない原因と対策


ダイコンの苗の成長が遅い時の原因で多いのは、栽培時期が間違っていることです。ダイコンは気温が低すぎても高すぎても苗はうまく育ちません。

ダイコンの生育適温は15~20℃です。種まき時期の気温だけでなく収穫時の気温も考えておくことが大切です。

春まきは3月~4月上旬まで、秋まきは8月下旬~10月下旬まで。ダイコンは5℃以下・30℃以上では発芽率が悪くなり、苗の生長も遅くなります。


ダイコンの苗の成長が遅い原因

ダイコン成長が遅い


ダイコンの苗の成長が遅い時は以下の原因が考えられます。

a.日当たりが悪い
日当たりの良い場所に苗を植え付けましょう。日当たりが悪いと生育が遅く成るだけでなく病害の原因にもなります。

b.土壌が悪い
ダイコンは保水性がありながらも通気性の良い土壌を好みます。乾き過ぎず湿り過ぎずを心がけましょう。また土壌酸度にも注意が必要です。PH6.0~6.5の範囲が適切な酸度です。

c.植え付け時期が早い(遅い)
気温が低すぎる時期(15℃以下)や高すぎる時期(25℃以上)に植えると苗の生育が悪くなります。気温が低い時期は敷き藁やマルチングなどで地温を上げ、気温が高い時期は日よけをするなど対策しましょう。

d.多湿
ダイコンは多湿に弱い野菜です。種まきが遅く収穫が梅雨にかかるときは多湿に注意しましょう。種まきから根が太り始めるまでは少し乾燥気味に、根が太り始めたら表面が乾いたらたっぷりと水やりを行って下さい。

e.植え付け間隔が狭い
苗の植え付け間隔が狭いと養分や水分を取り合うことになります。株と株の間隔は春から秋は茎葉が大きくなるため広めにして、冬は茎葉が小さく寒害を防ぐためにやや狭めにします。

f.連作障害
ダイコンは連作障害があります。同じ場所に植えると苗の生育が悪くなります。最低でも1~2年は間隔を空けるようにしましょう。


苗の状態からダイコンが育たない原因を調べる

ダイコンの苗が枯れた!萎れた!

ダイコン枯れる・萎れる


ダイコンの苗が枯れる原因はいくつかありますが代表的なものは以下になります。

a.病害に掛かっている
ダイコンは「苗立枯れ病」「白さび病」「べと病」「モザイク病」などが発生ます。病害が疑われる時は早期治療を行い生育環境の改善を行いましょう。

b.害虫の被害にあっている
ダイコンには「アブラムシ類」「ハムシ類」「アオムシ」などの害虫が発生します。中でもアオムシやヨトウムシは葉に穴をあける厄介な害虫です。幼苗期に被害にあうと葉がなくなるほど食害を受け苗が枯れてしまうことも。

c.多湿・肥料不足
水やりが多いと多湿になり細菌が原因の病害にかかりやすくなります。また肥料が不足すると生育不良の原因になるので、少量を回数を多めに与えるようにしましょう。


ダイコンの表面が凸凹している


ダイコンの根の表面が凸凹になるときは「キスジノミハムシ」の幼虫の食害が原因です。成虫は黒い羽根をしたテントウ虫のような甲虫で葉を食害します。

葉に成虫を見かけたときは早めに駆除しましょう。成虫は卵を産み数日で孵化して土中に潜ってダイコンの根の表面を食害する様になります。

表面が凸凹になっても味には影響はありません。皮を厚めに向くなどすれば美味しく食べられます。


ダイコンの葉が害虫に食べられた

ダイコンの葉が害虫に食べられた大丈夫


ダイコンは春や夏に種をまくため害虫の被害に遭いやすい野菜です。苗が小さいときに葉を食害されると根が大きくなりません。

ダイコンに大きな食害を与えるのはヨトウムシで昼間は土中に潜んで夜間に活動する害虫です。害虫が見当たらないのに葉がボロボロになるときはヨトウムシかもしれません。

ダイコンは種まきから約1か月間が葉が大きくなる期間です。この時期に大きな被害を出さないように、害虫を見つけたら駆除して、トンネル掛けなどで害虫の飛来を防ぎましょう。


ダイコンの根がスカスカになった

ダイコンの根がスカスカになった


ダイコンの根がスカスカになる(空洞ができる)ことを「スが入る」といいます。スが入る原因は収穫の遅れです。

外葉を切り取って茎の断面を見て空洞ができているときはスが入っていることが多いです。ス入りの大根は味も食感も悪くなってしまいます。

ダイコンは育ちすぎると根の中に空洞ができてスカスカになります。収穫までの日数は品種や季節によって変わるので適期を逃さないように収穫しましょう。


ダイコンに花が咲いた

ダイコンに花が咲いた


晩秋から冬にかけて種をまいたダイコンは春になるととう立ちして花が咲くことがあります。花が咲くと養分が奪われてしまうため根が大きくなりません。

ダイコンは発芽直後から低温にあたると開花する習性があるため、秋まき以降は適切な時期にトンネル掛けをして保温し、春前に収穫を終えるように工夫しましょう。

ダイコンの根が曲がる原因

ダイコンの根が曲がる原因は根詰まりです。

浅いプランターや畑の耕うんが足りず固い層があるときなどに発生する現象です。もちろん食べても問題ありません。

底の深いプランターを使う、品種に合わせて畑を丁寧に耕すようにしましょう。


ダイコンの根が割れる・二股になる

ダイコンの根が割れる・二股になる


ダイコンの根が割れる(また根になる)原因は土中にある障害物によることが主な原因です。

小石や腐葉土など大きな堆肥物、固形の肥料などが土中にあると、そこから根が割れてしまいます。

根が割れたダイコンは食べても健康上の問題はありません。土作りのときに小石など障害になるものを丁寧に取り除いておきましょう。


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