玉レタスが育たない主な原因は、栽培時期があっていない・日当たりが悪い・気温が高い・株間が狭い・土壌が合っていない・水不足・肥料不足・連作をしている・害虫や病害の被害に遭っているなどです。
玉レタスの苗が大きくならない・苗が小さい・苗が枯れる・苗が萎れる・葉が黄色い・葉が茶色い・虫がいる(害虫対策)など、玉レタス栽培で起こりやすいトラブルや悩みを集めました。
野菜栽培士が玉レタス栽培で起きる疑問や悩みを分かりやすくレクチャーします。
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玉レタスが育たない原因はいくつかあります。中でも一番多いのはレタス栽培に適した温度になっていないことです。
玉レタスは冷涼な気候を好む野菜で、生育に適した温度は15~20℃です。温度は低すぎても高すぎても苗は順調に育たなくなります。
気温が合わないと、栽培途中で萎れたり枯れたりすることが多くなり、苗の生育も止まってしまいます。
春まきは夏に近づくにつれ気温が高くなっていくため玉レタスにとっては過酷な時期です。日中の気温が20℃を超えると生育が悪くなり30℃を超えると生育不良の原因になります。
玉レタスは夏まきは向きません。発芽適温からも生育適温からも大きく外れているからです。
玉レタス栽培の成功のポイントは種まきや苗の植え付け時期をしっかりと守ることです。
玉レタスの苗の成長が遅い時は以下の原因でないかをCheckしてみましょう。
a.日当たりが悪い
日当たりの良い場所に苗を植え付けましょう。日当たりが悪いと生育が遅くなるだけでなく病害の原因にもなります。
b.土壌が悪い
玉レタスは通気性が良く水持ちの良い土壌を好みます。乾き過ぎず湿り過ぎずを心がけましょう。また土壌酸度にも注意が必要です。PH6.0~6.5の範囲が適切な酸度です。
c.植え付け時期が間違っている
気温が低い時期(15℃以下)では苗の生育が悪くなります。トンネル掛けやマルチングで地温を上げてみましょう。
d.水不足
玉レタスは乾燥に弱い野菜です。種まき後と植え付けてから株が根付くまでの間は、たっぷりと水やりを行って下さい。
e.植え付け間隔が狭い(株間30㎝以上を確保)
苗の植え付け間隔が狭いと養分や水分を取り合うことになります。株と株の間隔が狭くないかを確認しましょう。
f.連作障害
玉レタスは連作障害がありますので、同じ場所に植える時は2年以上は間隔を空けるようにしましょう。
玉レタスの苗が枯れる原因はいくつかありますが代表的なものは以下になります。
a.病害に掛かっている
玉レタスの苗が枯れる病害には「軟腐病」「べと病」「菌核病」などがあります。病害が疑われる時は早期治療を行い生育環境の改善を行いましょう。
b.害虫の被害にあっている
玉レタスには「オオタバコガ」「アブラムシ」「ヨトウムシ」といった害虫が発生します。
中でも「ヨトウムシ」はネキリムシとも呼ばれ、玉レタスの茎や根を食べる厄介な害虫です。苗が小さいときに被害にあうと株が根元から折れてしまいます。
c.多湿・肥料不足
水やりが多いと多湿になり細菌が原因の「つる枯れ病」の原因に。また肥料が不足すると生育不良の原因になるので、少量を回数を多めに与えるようにしましょう。
玉レタスの葉が固くなったり苦みが増える原因は気温が関係しています。レタスは冷涼な気候で育てる野菜です。
6月以降の高温期になると葉が固くなり、強い太陽光に当たると苦みが強くなります。
美味しくみずみずしい玉レタスを収穫するには植え付け適期を守ることです。春まきは2月~3月、秋まきは9月~10月上旬までに栽培をスタートさせましょう。
玉レタスは高温が続き日照時間が長くなるととう立ちして花芽をつける性質をしています。
とう立ちが始まるのは地域にもよりますが、5月下旬~6月上旬頃です。
玉レタスは苗を植えてから収穫まで約2.5ヶ月かかります。春まきは収穫が6月までに終わるように種まき(苗の植え付け)を終えるようにしましょう。
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