夏植え野菜は、夏野菜の苗を植え付けるまでの「繋ぎ野菜」と「夏野菜の苗作り」がメインになります。夏植え野菜の選び方を野菜栽培士が詳しくご紹介します。
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夏野菜の収穫が終わって寂しくなった畑に、そろそろ何か野菜を植えたいと思っている方もいるでしょう。
夏の家庭菜園の主な作業は、秋野菜の苗を植え付けるまでの「繋ぎ野菜」と「秋野菜の苗作り」がメインです。
夏になると春に植えた夏野菜の収穫が終わりを迎えます。
ところが、高温期にあたる夏は多くの野菜にとっては過酷な気候で、栽培ができる品種は限られています。
夏の暑さに強く秋までの短期間で育つ野菜は意外とたくさんあるのをご存知でしょうか。
夏野菜の栽培が終わると秋野菜の植え付けまでに少し期間が空きます。この期間をうまく使えると野菜にとって過酷な高温期でも家庭菜園を思いっきり楽しめます。
秋野菜までの短い期間を有効に活用するために、夏の家庭菜園の進め方をご紹介します。
夏の前半(6月~7旬)は日中の気温が25℃を超える日が多くなり、発芽不良が増えて、苗の生育も緩慢になります。
日よけなどで温度を下げる工夫や、秋野菜の苗を栽培する場所を涼しい環境にするなど日照量と温度管理に務めましょう。
リーフレタス・小松菜・ホウレンソウといった種まきから収穫までが短い(1~2か月の)葉野菜が夏野菜の苗の植え付けまでに間に合うのでおすすめです。
夏につなぎ野菜を植えるときは、種まきから収穫までが短い品種(早生種)を選ぶのがポイントです。
どのような品種かどうかは種袋に記載されていますので、しっかりと確認しておきましょう。
夏野菜を直まきするときは気温がしっかりと上がってからです。低温では発芽が遅れたり発芽が揃わなかったりします。
春の中盤から後半(3月中旬以降)になると日中の気温が20℃を超える日も増えてきます。この頃になれば直まきでも簡単に育てられるようになります。
春のはじめ(2月から3月上旬頃)に直まきするときは発芽に適した気温になってから種をまくことが失敗を防ぐコツです。
夏まきの野菜は、栽培する環境(寒冷地向け・温暖地向けなど)に合わせて品種を選ぶようにしましょう。春まき品種や秋まき品種を夏にまいてしまうと失敗する確率が高くなります。
野菜作りにとって高温期の夏は厳しい季節です。夏から育てる野菜は種まきや苗の植え付けの時期を間違うと、収穫までうまくたどり着けません。
夏に植える野菜の種まきと育苗は、涼しい環境を作れるかが成功への近道です。夏は気温が高く日差しも強いので、極度の乾燥と水切れに注意することも大切です。
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