スイカは春から夏が栽培時期で収穫まで約4か月です。1か所あたり3~4粒深さ5mmで種まきをして、発芽後は本葉が1~2枚の頃に元気な苗を1本残して間引きます。収穫までの作業は、摘心・マルチング・水やり・追肥・土寄せなどです。
スイカの種まきから、間引き方、苗の植え付け方、摘心と整枝、果実調整、追肥と水やり、病害と害虫の対策、収穫まで、スイカ栽培のコツを野菜栽培士が詳しくレクチャーします。
プランター栽培と露地栽培で、スイカを失敗なしで上手に育てましょう。
栽培難易度 ★★★★☆
スイカの原産地はアフリカ南部で高温・高日射を好み乾燥にも強い野菜です。春先の多雨で低温の時期をいかに乗り越えられるかが栽培のポイントです。気温が上がる夏以降はすくすくと育ちます。
スイカには大玉種と小玉種があります。小玉種ならマンションのベランダなど限られたスペースでも育てる事ができます。
スイカを種から育てるのは少し難しいのですが、市販されている苗からなら、家庭菜園に慣れていない方でも、収穫まで簡単に辿り着くことができます。
みずみずしい採れたてのスイカは格別です。スイカ栽培にぜひチャレンジしてみましょう。
科目 | ウリ科 |
別名 | 西瓜・ウォーターメロン・水瓜など |
草丈 | 1.5~2m以上 |
連作障害 | あり(4~5年) |
適した場所 | 日がよく当たる風通しの良い場所 |
日当たり | 🌞 |
土壌酸度 | pH5.5~6.5 |
株間 | 100cm以上 |
畝幅 | 80~100cm以上 |
畝高 | 10~15cm(平畝) |
発芽適温 | 25~30℃ |
生育適温 | 22~30℃ |
種まき時期 | 3月~5月 |
発芽日数 | 種まきから4~10日 |
苗植え付け時期 | 4月~6月 |
収穫時期 | 種まきから約4か月 |
スイカは春に植える野菜です。スイカの種まきは3月下旬~4月中旬頃で、苗の植え付け時期は4月中旬~5月中旬です。
スイカの収穫時期は地域にもよりますが、7月中旬から始まります。
種をまいてから収穫までは約4か月ほどです。
スイカのおすすめの品種は、小玉種なら「ニューこだま」「紅しずく」「乙女」、大玉品種なら「タヒチ」「黒皮」「瑞祥」などが育てやすくて人気があります。
スイカは種からでも育てられますが、苗から育てる方が失敗も少なくおすすめです。
スイカは連作障害や病害に少し弱いので、心配な方は接ぎ木苗を利用するといいでしょう。
スイカはプランター栽培でも露地栽培でも育てることができます。収穫までの管理作業は、土作り・種まき(苗の植え付け)・敷き藁・支柱立て・追肥などで、日々の管理は水やりと雑草抜きなどです。
それではスイカ栽培を流れに沿ってご紹介します。
スイカの栽培前の準備作業は、「道具と栽培用土の準備」栽培地の「土作り」「畝作り」です。
スイカを栽培するときのプランターサイズは大型タイプ(60㎝程度)以上のものを使用しましょう。プランターの代わりに大型の植木鉢でも育てることもできます。
スイカは根を浅く広く張る性質をしているため、1株につき1つの鉢を利用するのが実を大きくするコツです。
欲張って1つの鉢に苗をたくさん植えても、養分と水分を奪い合ってしまい実の数が減ってしまいます。
スイカは土壌への耐性が強く、瘦せた土地や弱酸性土でも比較的よく育ちます。プランター栽培では市販の実野菜用の培養土を利用すれば袋から空けてすぐに使えるのでお手軽です。
用土を自分で配合する時は、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1、それに石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり10~30gを混ぜ合わせたものを用意しましょう。
プランターに入れる用土の量は、プランターの淵からウォータースペースを残して、鉢の8分目程度(淵から2~3㎝)にしておきます。
植え付けの2週間前には土作りを済ませておきましょう。
畑(菜園)でスイカを育てるときは、植え付けの2週間前までに土作りを終わらせて1週間前には畝を立てておきましょう。
スイカを露地栽培するときは、苗植え付けの2週間前に苦土石灰100g/㎡をまいて酸度調整しておきます。スイカの土壌酸度(pH)は5.5~6.0です。
植え付けの1週間前には、堆肥2kgと化成肥料100gをまいてよく耕し、畝幅1m、高さ10~15cmの平畝を作っておきましょう。
スイカは直まきとポットまきができます。気温が低い時期はポットまきが発芽を揃えやすく、気温が高い時期は直まきでも発芽が揃います。種まきの前日に布に包んで水に浸けておくと発芽しやすくなります。
スイカを直まきするときは日中の気温が20℃を超えてから、気温が低い時期や寒冷地で栽培するときは、ビニルハウスなどの保温した場所でポットに種をまき、苗を植え付けができる大きさになるまで育てましょう。
種まき時期はハウスは3月中旬~4月上旬まで、直まきは4月上旬~5月中旬頃まで。
スイカの発芽には20℃以上の温度が必要です。
スイカは品種の違いや種をまく時期の気温に左右されますが、種をまいてから5日~7日ほどで発芽します。
スイカを直まきするときは、株間を100cm以上(畝間は200cm以上)確保して、1ヶ所に3~5粒ずつ種をまいて厚さ約10mm覆土します。
瓶の底などを用土に押し付けて型をつけると、種を埋める深さを統一して発芽時期を揃えることができます。
スイカ栽培に慣れていない方や、寒冷地や気温が低い地域では、ポリポットやセルトレイに種をまくと発芽を揃えやすくなります。
ポットやセルトレイで育てることの最大のメリットは温度と水の管理がしやすいことです。
1ヶ所に3~5粒ずつ種をまいて厚さ約5~10mm覆土します。植え付けができる大きさ(本葉が4~5枚)になるまで、温度管理をして植え付けに適した大きさになるまで育苗しましょう。
発芽するまでは水切れに注意しましょう。
発芽するまでは用土の表面が乾かないようにこまめに水やりをするのがポイントです。
とくに4月以降に直まきするときは日照りが強く発芽した苗が萎れてしまうので要注意です。
スイカの種まきや発芽しない原因についてはこちらで詳しくまとめていますのでぜひご参照下さい。(スイカが発芽しない原因と対策)
スイカの間引きは数回に分けて行います。苗の成長具合を見てタイミングよく間引くのがポイントです。最終的に茎葉の緑が濃く徒長していない元気な苗を1本だけ残しましょう。
本葉が伸び始めたら間引きのタイミングです。まいた種がすべて発芽して、本葉が揃った頃合いを見て間引きをします。
葉の傷みがなく緑が濃く徒長していない元気な苗を1本残して、あとの苗は抜き取りましょう。
双葉が大きくなって本葉が伸びる前なら、根が拡がっていないので根鉢を崩して株分けすることができます。
本葉が展開し始める頃になると根が複雑に絡み合っているので株分けするときは間引く時期に注意しましょう。
株分けした苗は新しいポットに植え替えて、植え付けできる大きさまで育てれば畑に移植することができます。(ただし、生長は少し遅れることがあります。)
スイカの苗の植え付けは晴天の日の気温と地温が上がっている時間帯に行います。根鉢よりも一回り大きい穴を掘り、根鉢を崩さないようポットから取り出して子葉が埋まらないよう程度に苗を浅く植えます。根を傷めると生育が悪くなるので注意しましょう。
スイカを種から育てるのが難しいときは園芸店などで売られている苗から育ててみましょう。苗からだと収穫まで簡単に辿り着けます。
スイカの苗ですが、本葉が4~5枚のもの、葉の緑色が濃く節間が詰まってがっちりと茎の太いものが良い苗です。
また、病害にかかっているもの、害虫の被害を受けて葉や茎が傷んでいないものを選ぶようにしましょう。
スイカの植え付け時期は日中の気温が20℃を超えるようになってから。苗の植え付けは晴天の日の気温と地温が上がっている時間帯に行いましょう。
寒冷地や気温が低い時期に苗を植えるときは、あらかじめマルチングをして地温を上げておくのもいいでしょう。気温が低い時期に植えると生長が遅くなります。
スイカの苗の植え方ですが、根鉢よりも一回り大きめの植え穴を掘ります。(プランター栽培では根鉢の高さ分だけ用土を減らしておいてもかまいません。)
根鉢を崩さないよう苗をポットから取り出して穴の中に苗を置きます。。苗を植えつけるときに根を切ってしまうと、その後の生育が悪くなってしまいます。
子葉が埋まらないよう程度に苗を浅く植えます。
苗を植え付けた後は周辺の用土を株元に寄せて(プランター栽培では周辺に用土を足して)、株元を手で上から軽く押さえて根と用土を密着させておきましょう。
露地栽培では、畝間2.5m、株間1mで1列に苗を植え付けましょう。 株間をしっかりと取ることが収穫量を増やすポイントです。
気温が低い時期や寒冷地では苗の生育をよくするためにマルチングを行いましょう。マルチングをすることで地温を上げることができ苗の生育がよくなります。
黒色のポリマルチを利用するときは、太陽熱を吸収して葉が焼けてしまうため、気温が高くなったら早めに撤去しましょう。
寒冷地では透明のマルチングがおすすめです。透明のものなら収穫の終わりまで置いておくことができて雑草対策にもなります。
苗の植え付け後にホットキャップを被せて保温すると、さらに苗の生育が安定します。
露地栽培で複数株を育てるときは、トンネル掛けでもかまいません。ビニルトンネルの場合は日中の気温が高い日は裾をあけて換気をしてやりましょう。
5月中旬以降で暑い日が続くようになったらビニールを捲って、風の強い日や雨の強い日は閉めるようにします。梅雨が明けて気温が高くなったらビニルハウスは撤去します。(もっと詳しく:スイカの実がならない・スイカの実が小さい原因と対策)
ベランダで小玉種を育てる時は支柱を立てるとスペースを減らせます。栽培する場所が少ない時は支柱栽培を行ってみましょう。
ホットキャップに苗が当たるようになった頃が支柱立てのタイミングです。立てた支柱につるを誘引しながら育てましょう。
プランターでのスイカ栽培でおすすめの支柱のタイプはあんどん型です。
あんどん型支柱は、アサガオなどで使う支柱のこと。あんどん型の支柱は、ホームセンターなどでも販売されています。
露地栽培では直立式支柱にネットを張ってスイカのように育てることもできます。
スイカを露地栽培しているときは、つるが生長に合わせて敷き藁やマルチングを行いましょう。
敷き藁やマルチングを行うことで、雨の跳ね返りによる病害を予防したり、夏場に用土の乾燥を防いだり、雑草が生えるのを防いだりできます。
伸びたつるに合わせて敷き藁を増やしていきましょう。
摘心とはつるの先端を摘み取ることです。スイカは子づるに実がよくなる品種、孫づるに実がよくなる品種があります。
スイカの果実が子つるや孫つるに付く品種は、本葉が6~8枚になる頃に親つるの先端を摘心してしまいましょう。親づるとは苗の中心から最初に伸びる弦のことです。
露地栽培・プランター栽培ともに、生育のよい子づるを2~3本だけ残しましょう。
プランター栽培の場合は、子つるが多すぎると葉ばかりになって、果実がつかなくなるので注意してください。
生育の良い子つるの見極め方と残し方ですが、最初は放任で全ての子つるを何本か伸ばします。
子つるが40~50cmになったら、勢いのあるものを残していき、勢いのない子づるは取り除きます。最終的に2~3本だけ生育のよい子つるだけを残してそれを伸ばして実をつけさせましょう。
摘心したあとは、つるが風で折れないように地面にピンなどで止めておきます。つるが太くなったらピンは外してやります。
スイカを放任で育てると栄養が株の生長に取られて実が小さくなるため整枝という不要なつるを摘み取る作業をします。プランター栽培では孫づるはすべて摘み取り、露地栽培では一番果までの子づると孫づるはすべて摘み取りましょう。
孫づるの整枝のやり方ですが、プランターと露地栽培でやり方が少し違うので順に説明していきます。
プランターで育てる時は地力が弱いため、子づるから出る孫つるすべてを、葉を2枚だけ残してその先から切り取ってしまいます。
不要な孫づるを伸ばすと孫づるの茎葉に養分や水分が使われてしまって子づるにつく果実が大きくなりません。
露地栽培は地力があるため、1番果までの孫づるは全て取り除きますが、それ以降の孫づるは放任で育ててかまいません。
ただし、連作している土地や痩せた土地ではプランター栽培と同様に子づるのみに実をつけさせた方が実は大きくなります。
また、露地栽培では15節までの雌花(果実)は全て摘み取りましょう。果実をつけないようにすることで、初期段階の草勢を維持でき、実が大きくなります。
一番花が咲く頃は、気温が低く昆虫の飛来が少ないため自然には授粉しにくい時期なので、人工授粉を行います。スイカは一番花を着果させることが多収穫のポイントです。人工授粉を確実に行いましょう。
雄花と雌花の見分け方ですが、雌花の花弁(花びら)の下部はぷっくりと膨らんでいるのに対して、雄花は膨らんでいません。
人工授粉のやり方ですが、雄花の花弁(花びら)を切り取って、花粉を雌花の柱頭にこすりつけるようにして授粉させましょう。
複数の株を育てている場合は、別株同士の雄花と雌花を受粉させる方が授粉がうまくいきます。プランター栽培の場合は同一株でもかまいません。
マンションの高層階のベランダなどでスイカを育てる時は、昆虫の飛来が少ないことが多いので、一番花以降も繰り返し人工授粉を行いましょう。
スイカに人工授粉させるコツですが、花粉の寿命は短いので晴天の日の朝9時までに行うのが成功のポイントです。
露地栽培では、一番花の着果を確認したら二番花以降の人工授粉はしなくてもかまいません。
雌花が咲いたあと節の付け根から孫つるが伸びるので摘心をしておきます。
この孫づるを摘心することで実なりグセがつき、それ以降の花に人工授粉をしなくても自然と実がつくようになります。
受粉後は、受粉日を記入したラベルなどを近くにつるしておくと収穫までの日数管理がしやすくなります。
スイカはたくさん実をつけさせるよりも数を調整(摘果)した方が果実が充実します。最終的に1本の子つるにつき最大1個まで、1株あたり2~3個が目安です。最初から1つに摘果するのではなく、1本のつるに2個の果実を残して最終的に一つに減らしましょう。
栽培条件によって果実数は増減します。プランター栽培は地力が弱いため、実の数が少いほど良質なスイカを収穫できます。
摘果のコツですが、最初から1つを育てるのではなく、まずは1本のつるに2個の果実を残しておきます。果実がソフトボール程度になってから生育のよいものを一つだけ残しましょう。
1本の子づるに2個以上の果実がつかないようにすること、1株に果実は3個程度まで、株元に近い子つるに付いた果実を摘み取ってしまうことが、良質な果実を収穫するポイントです。
スイカは1株に何個でも実らせることもできますが、数を増えるほど甘味が少なく味も落ちてしまいます。
スイカは果実の形や色むらを整えるために、「玉直し」という作業を行います。果実がソフトボール大の大きさになったら、花が付いていた部分を下側にして果実の下に発泡スチロールなどを敷いておきましょう。
敷き藁をしているときは発泡スチロールはしなくても問題ありません。
収穫までは繰り返し玉直しを行いましょう。
収穫の1週間~10日前まで、白い部分を見つけたら日が当たるように玉直しを繰り返します。
まんべんなく日光が当たるようにすれば色むらのない綺麗なスイカに仕上がります。
プランター栽培の場合は、果実がソフトボール大になる頃に紐などで果実を支柱から吊り下げて実が下がらないに固定してやりましょう。
プランター栽培の玉直しですが、まんべんなく太陽光が果実に当たるように鉢を回すだけで大丈夫です。
スイカは種まきから発芽するまでと、苗を植えて根着くまではしっかりと水やりをしましょう。苗の生長が始まったら、用土が乾燥しやすいプランター栽培は1日に1~2回、露地栽培では、用土の表面の乾燥が目立ったタイミングで与えます。
果実が実り出したら水やりの量を増やしましょう。量が少ないと果実に十分に水分が回らなくなります。
スイカは朝と夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう
日差しが強い時間帯に与えると水がお湯になって根を傷めたり、水がレンズ代わりになって太陽光で茎葉を傷めたりしてしまいます。
スイカの水やりについてまとめてありますので、詳しく知りたい方はこちらをご参照ください(スイカの正しい水やり方法)
基本的にスイカは元肥を中心に苗を育てますが、着果までに1~2回ほど施します。1回目の追肥のタイミングは実がなりだす頃です。それ以降は、茎や葉・つるの状態を見ながら2週間に1回のペースで追肥を施しましょう。
プランター栽培の場合は、果実がソフトボール大になった頃が1回目の追肥のタイミングです。
露地栽培では子づるが伸び出す頃が1回目の追肥のタイミングです。2回目の追肥は果実がテニスボールくらいの大きさになった頃です。
プランター栽培では、1株あたり化成肥料をひと掴み(約10g)を株元周辺にまいて土と混ぜ合わせておきます。スイカは根を広く張るので株元に寄せる必要はありません。
露地栽培では20~30gを畝間にまいて、用土と軽く混ぜ合わせたあと畝の肩に寄せておきましょう。
スイカは肥料が不足していると、雌花からつる先までが30㎝以下になってつるが水平で細長くなります。
逆に肥料が多すぎるときは雌花から50㎝以上先でつる先が上を向くようになります。
スイカは雌花からつ先までの長さが30~40㎝で、つる先が軽く上を向くのが良い状態です。
スイカは受粉してから大玉スイカで約45日、小玉スイカで約35日で収穫適期を迎えます。複数の果実を育てている時はどれか一つを試し取りをしてみましょう。着果日が同じなら収穫適期も近くなります。
スイカは受粉してから大玉スイカで約45日、小玉スイカで約35日で収穫適期を迎えます。
見た目で収穫期を見極めるには、果実が付いている節の巻ひげが茶色くなったときや果実についた葉が枯れたときを目安にします。
果実のつるに近い場所を軽く叩いてボンボンと濁った音がする、花落ちのへこみが深いことも収穫適期の目安になります。
スイカを収穫する時間帯は朝方がおすすめ。野菜は朝から夕方にかけて光合成を行って糖分(甘み)を作りだし、夕方から夜間にかけて養分を果実に送ります。
気温が上がってからではみずみずしさが失くなってしまいます。また気温が高くなってから収穫したものは傷みも早くなります。
スイカの収穫方法は、「ハサミで果こう部分(実と茎の間の部分)を切り取ります。
へたを少し残して切ると果実の傷みが少なくなります。
スイカに発生しやすい病害は、炭疽病、疫病、つる割病で、いずれも高温多湿の条件が続くと見かけるようになります。マルチで地熱が上がり過ぎないようにして、整枝を行って風通しを良くすることが予防に繋がります。
つる割病は、石灰による酸度矯正や抵抗性台木を利用することで予防できます。
スイカの病害の発生を防ぐ為には、土壌の排水を良くする、不要なつるを除去して風通しと日当たりをよくすることがポイントです。
スイカ栽培でよく見かける害虫は、アブラムシ類、ウリハムシ、ハダニ類などです。害虫は数が少ないうちに駆除し、株元の整枝を行ったり、畑周辺の雑草を除去したり、害虫の住処を減らすことが有効な対策になります。
害虫の飛来を防ぐ為にシルバーマルチなどが有効です。また、周囲の雑草の手入れと定期的な害虫駆除に努めましょう。
害虫は早期発見と駆除がポイントです。食害跡がないか葉の状態をよく観察して、害虫を見つけたら早めに駆除するようにしましょう。
また害虫が大量に発生してしまった時は無理をせず、薬剤の使用も検討しましょう。
▷家庭菜園で簡単野菜作りVegetablesBeginnersguide!
YouTubeの動画でも野菜の育て方や野菜作りのコツなどを分かりやすくご紹介しています。チャンネル登録おすすめです。