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キャベツ育て方

キャベツの栽培方法と育て方のコツ

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上手なキャベツの育て方を野菜栽培士が画像を交えて詳しく解説します。失敗しないキャベツ栽培。水やり・追肥・病気対策・害虫対策など。

キャベツの栽培方法と育て方のコツ


種まきから収穫までキャベツ栽培のコツとポイントをレクチャーします!プランターや露地栽培でキャベツを上手に育てましょう。


Contents Menu

  1. キャベツの育て方
  2. キャベツ栽培のコツとポイント
  3. 育てやすい品種
  4. 種まき(種から育てる)
  5. キャベツの種が発芽しない原因と対策
  6. 間引き
  7. 苗の植え付け
  8. 水やりの頻度と与える量
  9. 追肥の時期と与える量
  10. 収穫
  11. キャベツの育て方まとめ
  12. 病気対策
  13. 害虫対策

キャベツをプランターや露地で上手に育てましょう!

プランターの育て方と栽培のコツ


栽培難易度 ★★★☆☆

キャベツはアブラナ科の野菜で原産地は地中海沿岸からヨーロッパかけてです。紀元前2,500~2,000年頃には栽培されていたという記録があり、日本では明治以降に栽培されるようになりました。

品種を選べば春まき・夏まき・秋まきができる葉野菜です。春まきは葉が柔らかく秋まきは葉はやや固めなのが特徴で、栽培期間が長いので難易度は普通です。

キャベツは害虫の被害にあいやすく暑さに弱いので、春まきよりも夏まきや秋まきの方が育てやすく難易度は低め。キャベツは種からも育てられますが、市販の苗から育てる方がより簡単です。

害虫の被害に遭いやすい野菜ですが、トンネル掛けなどで害虫対策をしっかりと行えば上手に育てられます。育てる季節に合った品種を選ぶことが収穫まで辿り着くポイントです。

キャベツに含まれる栄養には、ビタミンCやビタミンK、ビタミンU、カルシウム、カリウムなどのミネラル、食物繊維などが多く含まれています。




キャベツ栽培のコツとポイント

キャベツの栽培方法と育て方のコツ


  • キャベツは冷涼な気候を好む野菜です 。
  • キャベツは連作ができません。2~3年は同じ場所に植えないようにしましょう。
  • 初心者は育てやすい秋まきがおすすめで苗からなら簡単です。
  • 栽培する時期に合った品種を選ぶようにしましょう。
  • キャベツの生育適温は15~20℃ですが、品種によっては-10℃~30℃まで適応性があります。
  • 初心者は園芸店で苗を購入して育てると失敗が少なくなります。


キャベツおすすめの品種

キャベツの種・品種の選び方


キャベツは品種によって大きさや甘さが異なっています。

大きく分類すると葉に厚みがありやや扁平形の「寒玉系」、葉が黄色くやや腰高の形状の「春系」、ソフトボール大で丸形の「ボール型」に分かれます。

家庭菜園では小玉のボール型が好まれる傾向にあります。植える時期や育てる環境に合わせて上手に品種を選びましょう。

小玉種では「アーリーボール」「グリーンボール」などが人気です。露地栽培でキャベツを育てるときは「つまみどり」「涼嶺」「新藍」などを選ぶと初心者でも比較的育てやすいでしょう。


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キャベツのプランター栽培

キャベツに適したプランターサイズ


プランターサイズ

キャベツを育てるときのプランターサイズは大型(60cm~)または、大鉢タイプ(深底)がおすすめです。

キャベツは株間を30cm以上確保するとよく育ので、小型のプランターで育てる場合は、1つのプランターにつき1株が限界です。


プランターに入れる用土

キャベツ栽培で使う用土は市販の培養土を利用すると袋から開けてすぐに使えて便利です。


プランターに入れる用土


自分で用土を配合する場合は、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1、それに石灰を用土10ℓ当たり10~20gと化成肥料を用土10ℓ当たり10~20g混ぜ合わせた物を使います。


キャベツ栽培の土作り


植え付け前の準備として、市販のプランターにウォータースペースを残して、7分目までくらいまで培養土を入れておきましょう。

植え付ける1か月前までに土作りを済ませておき、植え付けの1週間前に元肥を施しておきましょう。

土作りと畝作り(露地栽培)

キャベツの土作りと畝作り


露地栽培でキャベツを育てる時は、種をまく2週間前に石灰100g/㎡を施してよく耕して、1週間前に堆肥2㎏/㎡・化成肥料(15:15:15)100g/㎡を施して土作りを済ませておくようにします。

キャベツ栽培に適した畝は高さ10cm幅60cmの平畝です。根が張りやすいようにしっかりと耕しておきましょう。

土作りのヒント

植え付ける2週間前までに土作りを済ませておき、植え付けの1週間前には元肥を施しておくようにしましょう。

元肥に鶏糞や堆肥などの有機肥料使う場合、種まきの直前にまくとタネバエの発生を助長してしまいます。

有機肥料を使う場合は、遅くても2週間以上前に施肥する様にしましょう。



キャベツの種まき

キャベツは種をまく時期を守ることが収穫まで辿り着くポイントです。

キャベツの種まき


キャベツを種から育てる

キャベツは直まきもできますが、ポットまきの方が簡単でおすすめです。キャベツの種まき時期は低温期と高温期なので、直まきは発芽させることや発芽後の水や温度の管理が難しいからです。

発芽適温

キャベツの発芽適温は15~25℃です。最低は7℃、最高は30℃くらいまでなら発芽します。春まきの場合は保温して発芽に適した温度をキープしましょう。

種のまき方

キャベツの種のまき方ですが、ポットまきでは1か所あたり種を3~4個ほど点まきしましょう。直まきでは発芽率が悪いので5~7粒種を点まきします。種をまく深さは5~10㎜です。

種まき後は軽く用土を被せて手のひらで軽く押さえて種と用土を密着させておきましょう。

発芽が揃うまではたっぷりと水を与えます。用土の表面が乾かないようにこまめに水やりを行いましょう。

キャベツの発芽日数

キャベツは発芽適温内では種まきから3~5日で発芽が始まります。気温によって日数は前後し、気温が低すぎたり高すぎたりすると発芽しません。(キャベツの種が発芽しない原因と対策

キャベツの間引き

種が発芽したら3本に間引き、本葉が2枚揃ったら2本に間引いて本葉が3~4枚になる頃に1本に間引きましょう。


キャベツの間引き


1回目の間引きのタイミングは本葉が、1~2枚になったときです。生育のよい苗を2本だけ残して残りの苗はすべて間引いてしまいましょう。

2回目の間引きのタイミングは、本葉が3~4枚になった頃です。このときに生育のよい苗を1本だけ残して、他の苗をすべて間引きます。

直まきのときは間引く時期を遅らせるか間引きの回数を増やしてもかまいません。あまり早い段階で間引くと、枯れたり萎れたりするからです。

キャベツの苗の植え付け

キャベツを種から育てるのが難しいと感じたら、園芸店などで売られている苗から育ててみましょう。苗からだと収穫まで簡単に辿り着けます。

キャベツの苗の植え付け


苗から育てる

キャベツの良い苗の選び方ですが、本葉が5~6枚程度あり、節と節の間が狭く茎がしっかりしていて葉色の濃いものを選ぶようにしましょう。

弱々しく病気にかかっているものや害虫の被害に遭っているものは避けます。

キャベツの植え方

キャベツの苗の植え方ですが、苗を植え付ける前にポットごと水に浸してから植え付けると活着(根付き)がよくなります。

根鉢を水に浸して苗を植え付けたときは、2日ほどは水やりを控えます。水を求めて根を地中深くに伸びる力がつきます。


キャベツの苗を植え付ける間隔(株間)


植え付ける間隔(株間)

苗を植え付ける間隔は、早生種は30~40cm、中晩生種は40~45cm間隔で植えていきます。

植え付け時期

キャベツは収穫する月の気温が生育適温内になるよう逆算して苗を植え付けましょう。

例えば、春植えだと6月頃には収穫を終わらせる必要があるので、遅くても4月中頃がベストな植え付け時期になります。


苗の植え付け方

苗を植える場所に根鉢より一回り大きな植穴を開けておきます。ポットを逆さに向けて根鉢を壊さないように丁寧に苗を取り出し、穴の中に苗を入れます。

周辺の用土を株元に寄せて手のひらで軽く押さえて根と用土を密着させておきます。

苗を植え付けた後は、根元を軽く押さえて水をたっぷりと与えましょう。

キャベツの植え付けのヒント

苗は深植えにならないようして下さい。キャベツの子葉が隠れてしまわない程度、根鉢の表面と用土が同じ高さになるように丁寧に浅めに植えるのがポイントです。

キャベツの植え付けのコツとポイント


キャベツは害虫の被害にあいやすいので、寒冷紗のトンネル掛けで害虫を防ぐようにしましょう。

苗が小さな時期に芯を食害されてしまうとキャベツが結球しなくなってしまいます。

寒冷紗を掛ける前に害虫がついていないことを確認しておきましょう。



 キャベツの水やり

水やり回数が多すぎると病気が発生しやすくなるので、回数を少なめにして1回のあたりの水の量を多めにするのがポイントです。

キャベツの水やり


水やりの頻度

キャベツは種をまいたあとから発芽するまでの間と苗を植え付けてから根付くまでの間は、用土の表面が乾かないようにこまめに水やりを行いましょう。

それ以降の水やりですが、毎日水やりをする必要はなく土の表面がしっかり乾いてから行いましょう。キャベツは乾燥を嫌いますが、多湿すぎても病気にかかりやすくなります。

水やりの時間帯

朝の水やりは、気温が上がり始める前に与えます。日中の気温の高い時間に与えると、太陽光で根を傷めたり、水滴がレンズ代わりになって茎葉を傷めてしまいます。

夕方の水やりは気温が下がってから。ただし、気温が下がる秋以降は、夕方から夜間にかけての水やりは病気が発生しやすくなるので控えるようにしましょう。

水やりの頻度と与える量


1回あたりに与える水の量

プランター栽培の場合は、鉢底から水が染み出るまで水やりをします。露地栽培では1株あたり約1.5~2L与えます。

雨の日や曇りの日は多湿になりやすく病気の発生を助長するので水やりをする必要はありません。

ただし、マンションのベランダなどの雨が当たらない場所で栽培しているときは、雨が続いていても、用土の表面が乾いてたら水やりをしましょう。そのときは、いつもより量を少なめにします。




キャベツの追肥

追肥の量と与えるタイミングがキャベツの葉を美味しくするためのポイントになります。

キャベツの追肥


追肥の時期

1回目の追肥は苗の植え付けから約3週間たって本葉が約10枚程度まで増えた頃で、2回目の追肥は植え付けから約6週間経ち、芯の葉が立上り始めた頃になります。

肥料の種類

追肥に使う肥料の種類は即効性(効きが早い)のもので、チッソ比率の高いものがおすすめです。成分が分からないときは園芸店などで葉もの野菜専用の肥料を使うと簡単です。

1回あたりの追肥の量

キャベツの追肥の量ですが、1株あたり化成肥料を約10g、葉の広がりに沿ってまき、表面の用土と軽く混ぜ合わせておきましょう。

株元近くで混ぜ合わせると根を傷めてしまう事があるので、少し離れたところで必ず混ぜ合わせるようにするのがポイントです。

2回目の追肥も1回目と同量(化成肥料10g)を葉にかからないよう株元にまき用土に軽く混ぜてやりましょう。1回目と同様に根を傷めないように周辺の用土を集めて混ぜ合わせるようにします。

キャベツの追肥の量



プランター栽培では、水やりを兼ねて液肥を与えてもかまいません。キャベツの結球が始まるまで週に1回程度の割合で与え続けます。

ただし茎葉の生育が悪いときは、固形肥料も与えておくようにしましょう。キャベツは肥料が不足すると未結球になったり化が固くなったりします。



キャベツの収穫

キャベツは収穫適期を過ぎると割れて腐ってしまうのでタイミングを逃さないようにしましょう。

キャベツの収穫


キャベツの収穫適期

苗の植え付けから1.5~2か月経つとキャベツの結球が始まります。2か月を過ぎて十分な大きさになり、中央の葉が固くなったら収穫できます。

キャベツは収穫時期が遅れると裂球するので注意しましょう。

見た目で収穫時期を判断する

見た目で収穫時期を判断するのは難しいのですが、結球部分を手で押してみると収穫適期になっているかを見極められます。

お店で売っているキャベツのように固く締まっていれば収穫適期。結球部を押さえて葉が1~2枚分へこむ程度が結球が完了している証拠です。

キャベツの収穫方法


収穫方法

キャベツは株ごと抜き取るのは困難です。手で下葉を3~4枚押し広げて、株もとからナイフなどで切り取って収穫しましょう。

欲張って球を大きくしようとすると、葉が固くなり苦みが増えて甘みが減ってしまいます。

とくにサラダなど生食に使うときは、収穫適期を逃さないように早めに収穫しましょう。



キャベツの育て方まとめ

キャベツには連作障害がありますので同じ場所に植え付ける時は最低でも2年は間隔を空けるようにしましょう。

キャベツの育て方まとめ


キャベツは苗が小さい時期に、一定期間の低温を受けて、その後に気温が上がると、「とう立ち」して花芽をつける性質があります。

夏まきは低温に当たらないので問題ありませんが、春まきや秋まきは、幼苗時期が低温期に重なるので、結球せずにとう立ちしてしまうことがあります。

春と秋にキャベツを育てるときは、収穫までが短い早生品種を選ぶといいでしょう。また、種まきのタイミングを間違わないこともキャベツ栽培の成功のポイントです。

キャベツの病気対策

キャベツに多い病気は「萎黄病」「黒斑細菌病」「根こぶ病」などです。降雨が多い年は軟腐病や黒腐病が発生しやすくなります。

キャベツの病気対策


キャベツは冷涼な気候で育てることと、適度な日照量が病気対策のポイントになります。

また、水はけの良い土壌を好むので、排水対策もしっかりしておきましょう。(参考:野菜の病気対策

キャベツの害虫対策

キャベツは害虫が発生しやすい野菜です。コナガ、アオムシ、ヨトウムシがよく発生します。

キャベツの害虫対策


幼苗から結球するまでの期間は、寒冷紗を掛けるなど害虫対策は必須。寒冷紗を掛けても隙間から入り込むことがあるので害虫を見つけた場合は早期に除去することがポイントです。

キャベツの周辺にキク科の野菜(玉レタスリーフレタス)を植えるとモンシロチョウが飛来しにくくなります。(参考:コンパニオンプランツとは?野菜を混作するときの効果的な組み合わせ



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